史上最も偉大なジャズシンガーの1人として名を馳せるビリー・ホリデイの伝記映画『The United States vs. Billie Holiday』の予告編が公開された。(フロントロウ編集部)

ビリー・ホリデイの伝記映画の予告編が公開

 人種差別の惨状について歌った曲「Strange Fruit (邦題:奇妙な果実)」をはじめ、「God Bless' the Child(邦題:神よめぐみ)」などのヒット作をリリースし、史上最も偉大なジャズシンガーの1人として名を馳せるビリー・ホリデイ。

 人種差別や性差別と闘いながらシンガーとして活躍し、ドラッグやアルコール依存症に陥るなど波瀾万丈な人生を送ってきたビリーの生涯が描かれた自伝映画『The United States vs. Billie Holiday』が制作され、その米予告編が公開された。

 R&Bシンガーのアンドラ・デイがビリーを演じ、映画『プレシャス』のリー・ダニエルズが監督を務めた『The United States vs. Billie Holiday』は、当初、劇場で公開予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大により動画ストリーミングサービスのHuluで米配信されることになった。

 この映画はビリーが薬物使用のために連邦捜査官に狙われていた時のことに焦点があてられているのだけれど、警察がビリーを捜査対象にした実際の動機は、ビリーが「Strange Fruit」で歌っていた黒人のリンチに対する抗議が原因だと言われている。

 また、バイセクシャルであることをオープンにしていたビリーは多くの女優とのロマンスでも有名で、映画では、そのうちの1人である俳優のタルラー・バンクヘッドをドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のナターシャ・リオンが演じている。

 トップシンガーとして活動するもドラッグやアルコール依存症で身を滅ぼすという波瀾万丈な人生を送ったビリーの伝記映画『The United States vs. Billie Holiday』は2月26日からHuluにて配信される。(フロントロウ編集部)

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