※この記事には『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。
クリス・エヴァンスが最後までキャプテン・アメリカを演じた『エンドゲーム』
一連のMCU映画の一つの締めくくりとして2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』。2011年に公開された映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』からスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンスが本作をもってMCU作品からの引退を宣言するなど、クリスにとってもMCUでの集大成となった本作だけれど、サム・ウィルソン/ファルコンを演じているアンソニー・マッキーによれば、本作でクリスの代役を立てる可能性があったという。
とはいえ、キャプテン・アメリカ役そのものの代役を立てるというわけではなく、代役が検討されていたのは、サノスとの最終決戦を経て、年を取った後のスティーブ役。
今回、アンソニーはアメリカのラジオ局SiriusXMの番組『The Jess Cagle Show』に出演して、年を取った後のスティーブ役として実際に3人の俳優が検討されていたことを明かした。
代役ではクリス・エヴァンスに敵わなかったとアンソニー
しかしながら、アンソニーによれば、代役の候補に挙げられていた俳優陣では、クリスほどのハンサムなルックスの持ち主がいなかったそう。「クリスが年を取ったような見た目ではなかったんだ」とアンソニーは代役の候補だった俳優たちについてジョーク交じりに語っている。「彼はジョージ・クルーニーみたいだろ。95歳になったとしても、ハンサムなままだろうからね」。
最終的にはクリス本人が演じることとなった年寄りバージョンのスティーブだけれど、「メイクアップや装具のチームを連れてきて、彼をおじいさんの見た目にしたんだ。クリスという俳優の素晴らしいところは、それが上手くいくというところでさ。声とかも見事に完成したんだよ」と、クリスが演じられたのは、クリスの俳優としてのポテンシャルの高さや、メイクアップチームなどの努力の賜物だったとアンソニーは振り返った。
アンソニーは番組のなかで、ディズニー・プラスで配信が控えている新作ドラマ『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー』についても言及している。
アンソニーは、「『エンドゲーム』の最後には、キャップテンが引退することを決めて、僕にシールドを引き継いでもらえるか尋ねた」と、自身演じるサムが『エンドゲーム』でクリス演じるスティーブからキャプテン・アメリカのシールドを受け取ったことを振り返りながらも、「だけど、その時点では僕は同意していなかったし、キャプテン・アメリカになるとも言っていない」と明言。
「だからドラマでは、誰がシールドを受け継ぐかについてや、スティーヴが戻って来ないなら、誰がキャプテン・アメリカになるかについて物語が描かれることになる」として、『ザ・ファルコン・アンド・ザ・ウィンター・ソルジャー』ではキャプテン・アメリカの後継者についての物語が描かれると語った。(フロントロウ編集部)