映画『君の名前で僕を呼んで』でおなじみの俳優アーミー・ハマーがプライベートで使用するインスタグラムのアカウントから女性との情事を匂わせる動画が流出した件で、警察から事情聴取を受けていたことがわかった。(フロントロウ編集部)

警察がアーミー・ハマーから話を聞いたことを認める 

 映画『オリエント急行殺人事件』の続編で、「エルキュール・ポアロ」シリーズの第2弾である映画『ナイル殺人事件』の公開を控える俳優のアーミー・ハマーが、プライベートで使用するインスタグラムのアカウント、いわゆる裏アカから流出した動画をめぐって警察から事情聴取を受けていたことが明らかになった。

 事の発端となったのは、アーミーと複数の女性とのやりとりが記されたダイレクトメッセージ(DM)の流出騒動。流出したメールには、SM願望に加え、食人願望やレイプ願望といった性的願望を持っていることを感じさせる内容のものも含まれていたことから、その“ヤバさ”にファンが騒然とする事態に。アーミーは流出したDMは「デタラメだ」と主張しているが、この騒動がきっかけで、新作映画『Shotgun Wedding(原題)』への出演を辞退した。

画像: 警察がアーミー・ハマーから話を聞いたことを認める

 さらに、その後、アーミーがごく親しい友人や知人にだけ共有しているインスタグラムの裏アカから、プライベートな動画や写真が次々と流出。そのなかのひとつである“匂わせ動画”に映っていた、ベッドの上で四つんばいになる下着姿の女性のことを、アーミーが「ミス・ケイマン」と称したため、ケイマン諸島で毎年開催されているミスコンの優勝者と勘違いする人が続出し、アーミーと面識すらない現役のミス・ケイマンが情事の相手としてネット上で拡散され、とんだ風評被害を受けることになってしまった。

 その後、事態を重く見たアーミーが、地元紙のCayman Compassに、「私のプライベートなインスタグラムから盗まれた動画に映っている人物は、ミス・ケイマンではないことを明確にしたいと思います。私が試みた愚かなユーモアのせいで、誤解を生んでしまったことを心からお詫びします。現役のミス・ケイマンだとほのめかすつもりはまったくありませんでした。私とは一切面識のないミス・ケイマンと組織委員会の方々に心よりお見舞い申し上げます」と謝罪文を掲載したことで、一件落着かと思われたが、どうやら動画の内容が内容だけに謝罪だけでは済まなかったようだ。

 米PageSixによると、通報を受けた現地の警察がアーミーに直接聞き取り調査を行なったそうで、地元警察もPageSixの取材に対し、「2021年1月15日、RCIPS(ケイマン諸島警察)はソーシャルメディアに投稿された動画に関して、ICT(情報通信技術)の不正使用の申し立てを受けました。我々は告発者の希望に沿って問題を調査し、自身の行動について警告を受けた容疑者に話を聞きました」と認めている。ただし、「この件に関する調査はすでに終了しました」ということなので、恐らく今回は“厳重注意”というかたちで幕を閉じたものと思われる。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.