コストコの一部店舗には、ある特別な場所がある。それって一体、誰専用?(フロントロウ編集部)

コストコは様々な人に利用されている

 日本にも25店舗以上を展開するアメリカ発のウェアハウス・クラブのコストコは、大きなサイズの食料品から家電、衣料品までなんでも取り扱っており、会員制であっても多くの人が利用したいスーパーとなっている。

 だからこそ、コストコを利用する顧客には様々な人たちが含まれている。そのため、一部のコストコでは、あの人たち専用の“駐車場”も作る必要を感じたよう。その駐車場があるのは、例えばアメリカのペンシルバニア州ランカスター。

コストコにある特別な駐車場

 この土地には多くの人が住んでおり、キリスト教プロテスタントの一派であるアーミッシュの人々も数多く住む土地として有名。

 そしてアーミッシュの人々の移動手段といえば…、そう、馬車!

画像: ペンシルバニア州ランカスターで馬車で移動するアーミッシュの人々。

ペンシルバニア州ランカスターで馬車で移動するアーミッシュの人々。

 よって、アーミッシュの人々も利用する一部コストコの店舗には、馬車用の駐車スペースが設置されている。屋根つきの小屋のような駐車スペースもあれば、馬を繋いでおく柱があるだけのところもあるそう。

 アーミッシュの人々は基本的に電気を使わず、よってスマホなども持たず、食料も自給自足で暮らしていることで知られている。とはいえ、たまにスーパーなどで買い物をすることも必要なよう。

 アメリカのコストコでは特定の3店舗で、オーダーしておいた荷物を車で受け取ることができるようになった。今はまだ3店舗でしか展開されていないけれど、もしランカスターのどこかでも可能になったら、馬車に乗った人々がコストコの店舗の前で止まり、荷物を受け取り、颯爽と去って行く光景が見られるかもしれない。

コストコ、様々な顧客を意識した品揃え

 様々な人を顧客に持つコストコは、取り扱う商品も多岐にわたる。コストコはお得といった印象が強いけれど、価格だけ見ればかなり高額な商品も扱っており、宝石類などの他、プライベートジェットのサービスを提供するWheels Upのメンバーシップまで販売している。

 このメンバーシップには、コストコで使えるコストコ・ショップ・カードが約39万円(3,500ドル)分と、フライトクレジットが約44万円(4,000ドル)分、そして世界各国の高級リゾートが月額定額で使えるサービスを提供するInspiratoの1年間メンバーシップもついてくるためお得ではあるものの、その価格は1年で約192万円(17,499.99ドル)となっている。

 セレブからアーミッシュの人々まで、多くの人に愛されるように考えられていることが、コストコの強みと言える。(フロントロウ編集部)

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