『101』と『102』で実写版クルエラを演じたグレン・クローズは、契約にあることを加えておいたという。さすが、お目が高い!(フロントロウ編集部)

エマ・ストーン版のクルエラももうすぐ公開

 2021年5月28日に、ディズニーによる実写版『Cruella(クルエラ)』の公開が予定されている。

 クルエラが登場するアニメーション『101匹わんちゃん』といえば、今から60年も前の1961年に公開されたにもかかわらず、今なお愛されるディズニーの名作。そんな作品で誕生した人気キャラクターのクルエラを主人公にした実写版では、エマ・ストーンが主演を務める。

 これまでに公開されている数少ないルックや撮影中の写真から、エマのクルエラは『101匹わんちゃん』に登場したクルエラとは雰囲気が異なるものになると見られており、新たなクルエラ像の誕生に期待が高まっている。

グレン・ローズ、クルエラの契約で重視したのは…

 一方で、アニメーション版クルエラに、見事に現実で息を吹き込んだとして評価されたのが、1996年と2000年に公開された映画『101』、『102』でクルエラを演じたグレン・クローズ。

 エミー賞やトニー賞を何度も受賞してきた演技派のグレンは、演技の過程で、「彼女はイジワルであればあるほど、良いということに気がついた」そうで、グレンが演じたクルエラは、再現率の高さで有名。

 グレンが自身のインスタグラムに公開した、クルエラのメイクや衣装を着用した時の写真。

 そんなクルエラを描くうえで情熱が込められたものの1つは、衣装だろう。クルエラらしい真っ赤なコートや黒のドレス、ロング手袋など、豪華な洋服が画面を彩った。

 そしてグレンは、かなり見る目があったよう。撮影が始まる前に結ぶ契約書で、こんな内容を入れることに成功していたと、米VarietyによるActors on Actorsで明かした。

 「映画で身につける衣装をすべて私が保有できるというものを契約に含んだの。その後、制作陣はそれらがどれだけ高価なものかに気がついて、私の契約に不満を持った。別の複製版を作りたがったけれど、私はノーと言った」

 クルエラの衣装は、全部自分のもの! 多くのファッション好きが思わずため息をついてしまうような贅沢な願望を、見事に叶えていたグレン。とはいえ、1作目だけでも多くの衣装が登場したうえ、続編が制作されたことで、その衣装の数はかなりの量に。さらにクルエラの衣装は、スペースを取るようなものも多い。

 そのことから衣装は現在インディアナ大学に置かれているそうで、グレンは、「だから私は両方の作品におけるクルエラのすべての衣装を持っている…。じつはインディアナ大学に、私の大量の衣装のコレクションを置いているの。正直に言って、衣装制作者たちは、監督と同じくらい重要なコラボレーターだと思ってる。これらの衣装が保管されることは、とても誇り」と語った。(フロントロウ編集部)

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