MCU作品でキャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンスが、自身の“卒業作”となった映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を初めて観た時を振り返った。(フロントロウ編集部)

※この記事には『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれます。

クリス・エヴァンスが『エンドゲーム』を初めて観た時を振り返る

 2011年に公開された映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』からMCU作品でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカを演じてきた俳優のクリス・エヴァンスが、英Empire Magazineに掲載された記事のなかで、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』を初めて観た時に感じたことについて振り返った。

 クリス演じるスティーブは同作で、最強の敵であるサノスとの最終決戦を経て年を取った姿となり、同作はクリスにとって事実上、最後のMCU作品となっている。最近になり、今後のMCU作品で復帰する可能性も報じられているものの、クリス本人は「僕にとっては初耳の情報だね」とツイートして、暗にこの噂を否定している。

画像: クリス・エヴァンスが『エンドゲーム』を初めて観た時を振り返る

 『エンドゲーム』をもってMCUを“卒業”したクリスによれば、自身の最後のMCU作品を初めて通しで鑑賞したのは、同作のワールドプレミアが行なわれた時だったといい、彼はその理由について、「最後の映画をオーディエンスと同じ方法で体験したかった」ためと英Empireに明かしている。

クリスにとって感情が特にこみ上げてきたシーンとは

 MCU作品の一つの締めくくりとなった同作では、ヒーローたちが揃い踏みする大迫力の最終決戦を含め、多くの印象的なシーンが描かれているけれど、クリスはなかでも、最終決戦の最中にキャプテン・アメリカが、選ばれし者しか持ち上げることのできないマイティ・ソーのムジョルニアを持ち上げたシーンが印象に残っているという。

画像: クリスにとって感情が特にこみ上げてきたシーンとは

 「キャプテンがムルジョアを持ち上げた時、映画館はとてつもなく盛り上がりました」とクリスはプレミア会場で当該のシーンを観た時のことを振り返っている。「その瞬間が訪れることを自分では分かっていましたが、それでも感情が込み上げてきました」と、そのシーンを観た時に感情がこみ上げてきたことを告白した上で、「その後の数週間にわたって、友人や家族が、このシーンに盛り上がる世界中の映画館の映像を送ってきてくれました」と明かした。

 「そういった反応を見て、僕は人々の思い出の一部になれたことを幸運に思えましたし、言葉にできないほどの誇りや、感謝の気持ちを抱きました」と続けたクリス。「そのような瞬間には、僕は俳優でも、大人でもなく、映画が生み出す力や魔法に魅了された子供になったような気分になるのです」と当時を振り返り、まるで子供のように自分の出演作を楽しむことができたと明かした。

 ちなみに、『エンドゲーム』では年を取ったスティーブまで自分自身で演じきったクリスだけれど、ファルコン役のアンソニー・マッキーは先日、年を取ったスティーブを演じるために撮影当初はクリスの代役を立てる計画があったことを明らかにしている。(フロントロウ編集部)

※公開後、記事内の誤植を修正しました。

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