『GoT』シーズン6で登場したあのキャラ
世界的大ヒットを記録したドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が終わってから、もう約2年が経とうとしている。全8エピソード、73話の巨編は、現在スピンオフ企画が2つ進行中。1つは『ゲーム・オブ・スローンズ』より約300年前が舞台で、もう1つは約90年前が舞台となっている。
しかし、『ゲーム・オブ・スローンズ』への思いがまだまだ収まらない人もいるよう。それは、ユーロン・グレイジョイを演じたピルウ・アスベック。
ユーロンといえば、シーズン6で突然ドラマに登場し、にもかからず大活躍をし、その最期まで人生を謳歌していた感が強いキャラクター。ユーロンの存在を巡っては、ジョージ・R・R・マーティンによる原作での印象が多少違うことや、ジェイミーとの一騎打ちのシーンなどについて、ファンの間でも賛否が分かれたけれど、ドラマにインパクトを与えたことは間違いない。
しかしそんなユーロンの出演シーンは、合計すると、じつはなんと20分しかないそう!
ピルウ・アスベック、『GoT』にもっと出たかった
大ヒット映画シリーズ『ハリー・ポッター』の人気キャラクターであるマルフォイの出演時間が、全シリーズを通してじつは31分しかないのと同じようなショッキングな事実が、まさか『ゲーム・オブ・スローンズ』にもあったとは…。
この事実は、もちろんピルウにとってもショックだったようで、英The Timesのインタビューで、悔しさをにじませた。
「個人的に、自分のキャラクターがもう少し原作に近かったらと思うか?自分のキャラクターがもう少し画面に登場できていたらと思うか?ファック、イエス。世界で1番大きなドラマだよ。主役になりたいさ」
群像劇である『ゲーム・オブ・スローンズ』で、ユーロンもかなりファンの印象に残ったといえるけれど、シリーズを通して出演したメインキャラクターたちとは一線を画す。俳優として悔しさを感じることは仕方のないことだけれど、一方で、自分がするべきことは目立とうとすることではないという信念も口にした。
「僕の仕事はあのキャラクターを演じることであって、自分のエゴで自分のしたいことをすることではない」
ちなみに、ドラゴンの母デナーリス・ターガリエンの夫であるカール・ドロゴを演じ、シーズン1にだけ出演したジェイソン・モモアも、「僕はただ恋に落ちて、そして死んだ。僕はもっと出来るよ!英語も話せるし、笑顔にもなれるんだぜ!」と、『ゲーム・オブ・スローンズ』出演への未練を叫んだことがある。
俳優たちにもっと出たかったと思わせる『ゲーム・オブ・スローンズ』はさすが。(フロントロウ編集部)