ピザハットの配達員が客からチップとして現金の代わりに「渡されたもの」がスゴすぎて言葉が出ない…!31年間、ピザハットの配達員として働いてきた男性に“感謝の印”として贈られたものとは一体。(フロントロウ編集部)

ピザハットの配達員が“チップ”として渡されたのは…

 米インディアナ州のティプトン郡にある大手ピザチェーンのピザハットで、約31年間にわたって配達員として働く男性、ロバート・ピータースが客からチップとして現金の代わりに「渡されたもの」がケタ違いだと話題になっている。

 米CBSによると、ピータース氏は勤続年数が最も長い配達員のひとりで、地域の人たちからもその実直な人柄と丁寧な仕事ぶりでとても愛されているという。そんなピータース氏が、1993年製の古い車に乗っていることを不憫に思った常連客のタナー・ラングレーは、地域の人たちにかけあって、2017年製のシボレー・マリブの購入資金と、保険料やガソリン代などの維持費に必要な計1万2,000ドル(約130万円)を募ることに。

 タナーの呼びかけに応じてくれた地域の人たちの協力もあり、たった2日で目標としていた金額を集めることができたそうで、後日、タナーはチップとして真っ赤なシボレー・マリブをピータース氏にプレゼントした。

画像: ピザハットの配達員が“チップ”として渡されたのは…

 現在28歳のタナーは、ピザハットの配達員として働くピータース氏のことを幼少期から知っていたといい、お釣りを持ち合わせていない時に、たとえお釣りの額がわずか15セント(約16円)であったとしても、猛吹雪のなか、5〜6キロの道のりを運転して店に戻るピータース氏の姿を見て、常々、“何か恩返しをしたい”と思っていたそう。

Hello Everyone! Today, Robert received his new vehicle! You will be happy to know that he was all smiles when he...

Posted by Tanner Langley on Monday, January 11, 2021

チップとして車をプレゼントされたピザハットの配達員、ロバート・ピータース氏。

 タナーのFacebookの投稿によれば、クラウドファンディングサイトのGoFundMeを通じて目標金額を超える1万9,000ドル(約200万円)もの寄付が集まり、超過分の約70万円も“有意義に使ってほしい”との思いから「感謝のチップ」としてピータース氏に渡された。

 タナーをはじめとする地域の人たちからのまさかのサプライズに、ピータース氏は言葉で表せないほど感謝していたという。また、発起人であるタナーにとっても一生忘れられない思い出になったようで、米Good Morning Americaの取材に対し胸が熱くなったことを明かしている。(フロントロウ編集部)

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