2014年にアカデミー助演男優賞を受賞した俳優のジャレッド・レトが、受賞の証であるオスカー像を「なくした」と告白。行方がわからなくなってからすでに3年が経過しているというジャレッドのオスカー像は今どこに!?(フロントロウ編集部)

ジャレッド・レトがオスカー像の“行方”について衝撃告白

 映画『ダラス・バイヤーズクラブ』での演技が高く評価され、2014年に授賞式が開催された第86回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した俳優のジャレッド・レトが、受賞の証であるオスカー像が行方不明になっていることを、人気コメディ俳優のジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組『The Late Late Show(原題)』で明かした。

 ジャレッドによると、最近になって「(オスカー像が)この3年間、行方不明になっていることを知った」そうで、本人は紛失したことにまったく気づいていなかったいう。どうやってジャレッドがそのことを知ったのかは不明だが、「誰もそのことを僕に言いたくなかったんだと思う(笑)」と言うと、「(元々住んでいた)ロサンゼルスの家から別の家に引っ越したんだ。その引越しの時に魔法のように消えたらしい」と、オスカー像がなくなった経緯について説明。

画像: ジャレッド・レトがオスカー像の“行方”について衝撃告白

 どうやら今もまだ行方がわかっていないようで、「どこかにあるかもしれないと思って、みんなでくまなく探した。(けれど見つからなかったので)どこであっても無事であることを願うよ。なんにせよ、僕らはしばらく姿を見てない」と、飄々とした様子で語った。

 続けて、ジェームズから「誰か別の人の手に渡ったと思ってるのか」と聞かれたジャレッドは、「その可能性は十分にあると思う。間違ってゴミに捨ててしまうようなものではないからね。誰かが大切にしてくれてるといいんだけど」と返答。

 本人は失くしたことをさほど気にしていないらしく、「オスカー像を手にした夜、たくさんの人に持たさせてあげたことを思い出す。そのせいでボロボロで傷だらけになっちゃったけど、みんな楽しそうに写真を撮ってた。共有するのは素晴らしいことだ。だから、誰かが大切にしてくれることを願ってる」と、“大事にしてくれればいい”という考えであることを明らかにした。

 ちなみに、ジャレッドには2019年に開催されたファッション界最大の祭典METガラ(メットガラ)に持参した、グッチ(Gucci)製の「生首」を紛失した“前科”もある。

オスカー像を紛失したことがあるのはジャレッドだけではない

 じつは、オスカー像の行方がわからなくなってしまったセレブはジャレッドだけではない。例えば、名優マーロン・ブランドは、1954年公開の映画『波止場』と、1972年公開の映画『ゴッドファーザー』の2作品でアカデミー主演男優賞を受賞しオスカー像を手にしているが、その両方ともが行方知れずになっていることを自著『Songs My Mother Taught Me(原題)』のなかで明かしている。

画像: オスカー像を握りしめるジャレッド・レトの手。

オスカー像を握りしめるジャレッド・レトの手。

 また、映画『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞したアンジェリーナ・ジョリーも、母親に譲ったオスカー像が、母親が亡くなったあとに行方不明になってしまったほか、映画『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞したマット・デイモンも、不在にしているあいだに自宅が洪水被害に遭い、戻った時にオスカー像だけがなくなっていたことを公表している。

 さらに、一番最近だと、2018年に映画『スリー・ビルボード』でアカデミー主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドが、授賞式後のアフターパーティーの会場でオスカー像の盗難被害に遭った。こちらは紛失してから数時間後に犯人が見つかったため、オスカー像はすぐにフランシスのもとに返却され、大事に至らずに済んだ。(フロントロウ編集部)

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