映画『ワイルド・スピード』シリーズの顔ともいえるポール・ウォーカーは、オファーのタイミングがずれていたら『ワイスピ』シリーズには参加していなかったかもしれないと、生前のインタビューで語っていた。(フロントロウ編集部)

愛され続ける俳優、ポール・ウォーカー

 ポール・ウォーカーは、数々のヒット映画に出演してきたことで知られる俳優。2001年には、自らの代表作となる映画『ワイルド・スピード』に出演し、その人気を不動のものにした。

画像: 愛され続ける俳優、ポール・ウォーカー

 『ワイルド・スピード』シリーズは、世界中で大ヒットとなり、現在は全8作品とスピンオフ1作品が公開される長寿シリーズに。2021年には、9作目となる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開予定となっている。

 そんな本作でポールは、ヴィン・ディーゼル演じる違法レーサーのドミニク・トレットに近づくための潜入捜査官、ブライアン・オコナー役として大活躍。しかし2013年、人気絶頂の最中に発生した自動車事故のため、シリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』の公開を待たずして、帰らぬ人になった。

ポール・ウォーカー、タイミングがずれていたら『ワイルド・スピード』に出ていなかった

 ポールが『ワイルド・スピード』にオファーされたのは2000年、映画『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』の撮影をしていた時だった。同作プロデューサーだったニール・モリッツは、この才能あるスター、ポールと仕事を続けたいと考え、次は何をしたいかと尋ねた。

画像: 映画『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』より ©︎United Archives/Impress/United Archives

映画『ザ・スカルズ/髑髏の誓い』より ©︎United Archives/Impress/United Archives

 ポールはトム・クルーズ主演の映画『デイズ・オブ・サンダー』とジョニー・デップ主演の『フェイク』を掛け合わせたような作品がいいと答えたため、『ワイルド・スピード』監督のロブ・コーエンとニールはストリートレースについて書かれた記事を持ってポールのところに来て、彼に映画を売り込んだという。

 ポールはこの時のことを2011年頃の米LA Timesのインタビューで振り返り、「もし今同じような機会が与えられたら、きっと考えすぎて、(出演の機会を)無駄にしていただろう。でも、自分は若くて感受性豊かだったし、なにより仕事がしたかった」と答えている。つまり、タイミングがずれていれば『ワイルド・スピード』には参加していなかったということ。

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 彼は、アクション映画の主役を務めることには半信半疑だったそうだけれど、共演者にヴィン・ディーゼルがその名を連ねていたことで同意したそう。

 そんな映画『ワイルド・スピード』の9作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年に公開予定。(フロントロウ編集部)

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