Photo:スプラッシュ/アフロ,ニュースコム,© DINO DE LAURENTIIS / Album/Newscom
惜しまれながらシーズン3にて幕引きとなったドラマ『ハンニバル』が復活するかも? 主演のマッツ・ミケルセンがシーズン4の制作の可能性についてファンにとっては嬉しすぎるコメントをした。(フロントロウ編集部)

惜しまれながら終了したドラマ『ハンニバル』

 米推理作家トマス・ハリスによる小説シリーズ「ハンニバル・レクター・シリーズ」の第1作目『レッド・ドラゴン』と第3作目の『ハンニバル』(第2作目はジョディ・フォスター&アンソニー・ホプキンス主演で制作された映画『羊たちの沈黙』の同名の原作)を原作として制作され、2013年から2015年までに3シーズン・計39話が放送された米NBCのドラマ『ハンニバル』。

 マッツ・ミケルセンが精神科医にして人食い殺人鬼のハンニバル・レクターを演じ、ヒュー・ダンシーが、あらゆる犯人に共感し、その動機や犯行当時の感情を再現できる特殊な能力を持つ犯罪プロファイラーを演じた同シリーズは、第4シーズンの制作が大いに期待されながらも、第3シーズンをもって残念ながら制作・放送が終了してしまった。

画像1: ©DINO DE LAURENTIIS / Album/Newscom

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 放送終了から6年が経った今もなお、シリーズ存続を望む声が止まないなか、レクター博士役のマッツが、シーズン4の制作について、シリーズのスタッフと話し合っているという嬉しい情報を口にした。


マッツが復活の可能性に言及

 最近出演したポッドキャスト『Happy Sad Confused(ハッピー・サッド・コンフューズド)』でマッツが語ったところによると、『ハンニバル』がNetflixで配信されるようになり、人気が再燃&新たなファンを取り込むことができたことで、シリーズが「生き返った」と感じているそう。

 その結果、制作陣の間でシーズン4を制作したいという意欲が強まり、話し合いが行なわれるようになったという。

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 さらにマッツは、シーズン4が制作されることになったとしたら、自身を含むすべてのオリジナルキャストたちがカムバックするだろうと、こうも話した。

 「シリーズに出演した存命のキャストたちの誰もが、『(出演に)ノー・サンキュー』とは言わないと思うよ。僕たちはみんなあの作品をものすごく楽しんだからね。みんなで再訪することにはるはず」。

 『ハンニバル』では、映画『マトリックス』のローレンス・フィッシュバーンや『X-ファイル』のジリアン・アンダーソンといった名俳優が脇を固めたことでも知られる。

画像: 左:ローレンス・フィッシュバーン、右:ジリアン・アンダーソン

左:ローレンス・フィッシュバーン、右:ジリアン・アンダーソン


シーズン3の終わり方に不満があるわけではない

 『ハンニバル』シーズン3の撮影を終えた時には、自身を含むキャストの誰もが、次のシーズンもあるだろうと、ほぼ確信していたことを明かしたマッツ。

 しかし、だからといって、シーズン3の物語の幕引きが不十分だったと考えているわけではなく、「(物語が)不完全だと思うかって? そんなことはないよ。ショーランナーたちはいつも、シーズンを終える方法を考えてるからね。彼らにだって、次のシーズンがあるかどうかは分からないんだよ。だからいつだって『これで終わりだ』という感覚はある」と語った。

画像: 2014年、イタリア・フィレンツェで『ハンニバル』を撮影するマッツとヒュー。

2014年、イタリア・フィレンツェで『ハンニバル』を撮影するマッツとヒュー。

 『ハンニバル』の脚本家を務めたブライアン・フラー氏は、シリーズを継続させることを決して諦めたわけではなく、スタッフの多くがシーズン4の制作を望んでいると2019年にツイッターでのファンとのやりとりのなかで明かしていた。しかし、同時に、シリーズに賞味期限や、いつまでに復活させなければならないという時間制限があるとは感じておらず、ベストな復活の仕方が見つかるまで気長に待つつもりだと示唆。

 2020年の6月に米Nerdistの企画で行なった『ハンニバル』のキャストたちとのリモート同窓会でも、シーズン4の制作について「希望を持っている」と、いつか必ずシリーズを復活させたいと意気込みを語っていた。(フロントロウ編集部)

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