『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への出演を断ったアマンダ・サイフリッド
MCU作品やDCEU作品をはじめとしたスーパーヒーロー映画に出演する機会があるとなれば、世界中の大勢のオーディエンスに観てもらえる可能性が高く、多くの俳優がすぐに飛びつきそうなオファーではあるけれど、少なくとも、映画『マンマ・ミーア』シリーズや『レ・ミゼラブル』などへの出演で知られるアマンダ・サイフリッドはそうは感じていないという。
日本時間の2月3日に発表された第78回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションで、Netflix映画『Mank/マンク』での演技が評価されて映画部門の助演女優賞にノミネートされるなど、ハリウッドを代表する俳優の1人であるアマンダのもとには、過去にマーベルからのオファーも届いており、2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への出演を打診されていた。
彼女は、ガーディアンズの一員であるガモーラ役を演じる話があったものの、辞退しており、その理由については、「ハリウッドというのは、ああいう大作に出演してもし失敗しようものなら、許してくれない場所なの。他の人たちがそういう目に遭ったのを見てきたし、それが本当に怖かった」と、大作であるが故に万が一失敗してしまうのが怖かったからだと米The Hollywood Reporterに明かしていた。
スーパーヒーロー映画に出演しない理由について改めてコメント
今回、アマンダは米The Associated Pressとのインタビューに応じて、スーパーヒーロー映画に出演しない理由について改めてコメントした。
アマンダによれば、彼女はずっとスーパーヒーロー映画には出演しないという姿勢を貫いてきたそうで、「スーパーヒーロー映画のような大作にクライアントが出演したところで、大した利益にはならないって考えるようなエージェントはあまりいないと思うんだけど」と前置きした上で、「私はそれに反対してきたの」と打ち明けた。
とはいえ、必ずしもスーパーヒーロー映画そのものが好きではないということではないようで、「スーパーヒーロー映画は素晴らしいとは思う。実在しない驚くべき世界に連れて行ってくれるしね。すごく楽しいものだし、成長中の子供たちにとって(観るのは)有意義なものだと思う」とアマンダは強調している。
「だけど、そんなに身体を使って、毎日空想の世界に行くようなものには関心がないの。グリーンスクリーンのファンでもないからね」とCGを合成するためにアクション作品などで用いられる グリーンスクリーンでの撮影に触れながら、あくまで出演することには関心がないとして、「仕事をするときは楽しみたいの」と、実際に映像になる光景が広がっているなかでの撮影のほうが自分には向いていると説明した。(フロントロウ編集部)