2019年にMCUが映画史上最大のヒットシリーズとなり幕を閉じた、マーベル・スタジオのフェイズ3。そしてついに、マーベル・スタジオの新章となるフェイズ4が、1月15日(金)より動画配信サービスのDisney+ (ディズニープラス)で配信スタートしたドラマ『ワンダヴィジョン』で幕開けた。これまで以上に女性キャラクターの活躍が約束されているフェイズ4の中でも、本作の主人公ワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチは、今後のMCU作品に大きく影響を与える重要なキャラクターだと言われている。

ドラマ『ワンダヴィジョン』でMCUフェイズ4が幕開け

画像: ドラマ『ワンダヴィジョン』でMCUフェイズ4が幕開け

 数作品ごとに「フェイズ」という言葉でまとめられているMCU作品。2021年に新始動するフェイズ4については様々な情報が出てきているけれど、これまでのフェイズと大きく変わるところのひとつが、キャストや監督に女性がより増えるということ。劇場では、スカーレット・ヨハンソンの単独映画『ブラック・ウィドウ』や、ナタリー・ポートマンが女性版ソーを演じる映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』の公開が予定されているほか、動画配信サービスのディズニープラスでは、ミズ・マーベル、シー=ハルク、ケイト・ビショップ/ホークアイといった女性スーパーヒーローの誕生も決定している。そしてついに1月15日(金)、ディズニープラスで配信スタートしたドラマ『ワンダヴィジョン』でMCUのフェイズ4が幕開け! 本作は、『アベンジャーズ』シリーズでおなじみのカップル、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフとヴィジョンが主人公のシットコム!

『ワンダヴィジョン』あらすじと予告編

『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフとヴィジョンは結婚して双子の子供まで授かり、夢にまでみた生活を送っていた。しかし隣人は不可解な行動を取り、そして会話が噛み合わない…。次第に場面は不穏な空気に包まれ、幸せな生活の裏に隠された“謎”がむき出しになっていく。「何かがおかしい」と語るヴィジョンの言葉通り、平穏な生活が崩れ落ち、壮大な戦いを予感させるシーンが目まぐるしく切り替わる。一体どれが現実なのか…?

マーベル初のシットコム

 ドラマ『ワンダヴィジョン』で、初のシットコム(シチュエーション・コメディ)に挑戦するマーベル・スタジオ。シットコムという方式がどのようにMCUと絡んでくるのかに注目が集まっているなか、先行視聴した海外メディアでは軒並み高レビューを獲得している。

『ワンダヴィジョン』配信詳細

  • 配信場所:ディズニープラス独占配信(https://disneyplus.disney.co.jp/
  • スケジュール:毎週金曜日17:00に新エピソードが配信
  • ディズニープラス未加入の場合はコチラより加入して即視聴可能。月額700円(税抜)で見放題。初めてなら初月無料。

スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフは「MCUフェイズ4」の重要人物

 MCUの未来に大きな影響を与えると言われている『ワンダヴィジョン』。その中心にいる1人、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフにフォーカス!

画像: スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフは「MCUフェイズ4」の重要人物

MCU最強クラスのキャラクター

 ワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチは、MCU最強クラスの能力を持つと言われるキャラクター。それもそのはず、ストーンを手にしたサノスと1対1でバトルして目立った負傷をしなかったヒーローは彼女だけなのだから。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、5つのストーンを手にしたサノスと片手で闘い、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、船からの邪魔が入るまではサノスを制圧するかどうかのギリギリのラインまで行っていた。スカーレット・ウィッチは作品ごとにその能力を掌握してパワーアップしているため、『ワンダヴィジョン』で彼女の能力の幅がどう広がるのかには注目したい。

画像: MCU最強クラスのキャラクター

ドラマ『ワンダヴィジョン』は覚醒の物語

 ドラマ『ワンダヴィジョン』の舞台は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界。スカーレット・ウィッチは愛するヴィジョンとアメリカ郊外で愛と笑いに溢れた家族生活を楽しんでいる。しかし『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のいきさつからは、これはありえない展開。“見かけ通りとは限らない”とされているドラマは、現実をゆがめることができるスカーレット・ウィッチの能力が影響しているのか?

 スカーレット・ウィッチはこれまでに4作のMCU映画で重要な役をになっているものの、通称である“スカーレット・ウィッチ”で呼ばれたことがない。演じるエリザベス・オルセンは、『ワンダヴィジョン』でついにワンダが“スカーレット・ウィッチ”となることを米コミコンで認めており、“ワンダことスカーレット・ウィッチ覚醒の物語”とされてるドラマではそう呼ばれるようになった背景も明かされるよう。

画像: ドラマ『ワンダヴィジョン』は覚醒の物語

MCUの今後に影響!『ドクター・ストレンジ』続編では悪役!?

 ドラマ『ワンダヴィジョン』でのできごとが、「MCUのフェイズ4全体の未来に余波を与える」と明言している、マーベル社長のケヴィン・ファイギ。その影響を真っ先に受けると予想されているのが、ドクター・ストレンジ単独映画の2作目である『ドクター・ストレンジ/イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』。

 スカーレット・ウィッチがドクター・ストレンジと肩を並べてリードキャラクターを演じることが分かっている同作で、スカーレット・ウィッチはヴィランを演じるのではないかというウワサまである。『ワンダヴィジョン』でのスカーレット・ウィッチのアクションが、ドクター・ストレンジが直面する「狂気の複数世界(マルチバース・オブ・マッドネス)」を引き起こすのだろうか?

画像: MCUの今後に影響!『ドクター・ストレンジ』続編では悪役!?

双子トミーとビリーがMCUのユニバースを広げる?

 ドラマで2世が誕生するスカーレット・ウィッチとヴィジョン。『ワンダヴィジョン』の予告編でも、2人が双子を抱くシーンがある。この双子はコミックス版に登場するトーマス・“トミー”・シェパード/スピードとウィリアム・“ビリー”・カプラン/ウィッカンだと思われており、この双子の登場は、MCUを大きく変える可能性を秘めている

 トミーとビリーが存在すると、コミックスのファンの間では有名なさまざまなストーリーラインがMCUの映画・ドラマで描けることになる。なかでも最注目なのが、スカーレット・ウィッチに双子が誕生したことが世界の改変へとつながり、アベンジャーズとX-メンたちが世界を救うために集結する『ハウス・オブ・M』。これは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の脚本家たちがMCUに取り入れたら面白いと過去に発言したことがあるストーリー。

 他にも、アベンジャーズに関係のある次世代メンバーで結成されるヤング・アベンジャーズや、スカーレット・ウィッチの現実改変能力に関係してMCUのヒーローたちが集結する『アベンジャーズ:ディスアセンブルド』のストーリーも双子誕生から派生しているので、子供たちの登場がMCUに新たなアーク(物語)を生み出すかは気になるところ。

画像: 双子トミーとビリーがMCUのユニバースを広げる?

年代別のファッションやヘアメイクでも楽しませる

 『ワンダヴィジョン』には、ストーリーやアクション以外にも楽しみがある。それが、エピソードごとにガラリと変わるファッションやインテリア。

 これまでに公開されているポスターでは、スカーレット・ウィッチが、1950年代の典型的な奥様ルック、1960年代のヒッピールック、1970年代のカラフルルック、1980年代のエアロビルックと、エピソードごとに別の時代の代表的なファッションとヘアスタイルに身を包んでおり、なんともキュート!『ワンダヴィジョン』は、MCU史上最もファッションナブルな作品と言っても過言ではなさそう。

画像: 年代別のファッションやヘアメイクでも楽しませる

エリザベス・オルセンが原点回帰!監督が“待った”をかけたコメディ演技

 マーベル初のシットコム(シチュエーション・コメディ)でありながら、“見かけ通りとは限らない”とされている、謎深いドラマ『ワンダヴィジョン』。シットコムの陽気な笑いの影に隠れたホラー感のあるミステリーがファンをザワつかせているけれど、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンと言えば、シットコムと深い繋がりがある。

 双子の俳優アシュレー&メアリー・ケイト・オルセン姉妹の妹であるエリザベスは、幼い頃、姉たちが出演したシットコム『フルハウス』のセットで多くの時間を過ごして撮影をながめており、エリザベス自身、「自分の人生を反映しているかのよう」と米EWで語っている。

 ある意味、本作で原点回帰したエリザベス。そんな彼女いわく、あまりにコメディの演技にハマりすぎて、マット・シャックマン監督に「やりすぎ」「トーンダウンさせて」と待ったをかけられたそう! そんな彼女の名演技にも注目して。

ディズニープラスでマーベル・スタジオが新境地へ

 ドラマ『ワンダヴィジョン』を皮切りに、3月19日には『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』、5月には『ロキ』と、続々とMCUキャラクターを主人公にしたドラマシリーズの配信がディズニープラスで始まるマーベル・スタジオ。

 マーベル社長のケヴィン・ファイギは、「ディズニープラスならば、みなさんが知り愛するキャラクターたちの物語を、これまでにない新しいタイプの映画のような描き方で深掘りすることが可能になる」と、新しいプラットフォームでのマーベル・スケールのエンターテインメントが到来することをCCXPで口にしている。

 地球から銀河まで同じユニバースを共有するスーパーヒーローたちの物語を壮大なスケールで描き観客を魅了してきた、マーベル・スタジオ。映画界の巨頭がドラマシリーズでどのようにそんな“マーベル・スタジオらしさ”を見せ、それがどのように今後のMCUの世界を広げていくのか、これからもマーベルに注目が集まる。

2021〜2022年にディズニープラスで配信されるマーベル・スタジオ新作

  • 『ワンダヴィジョン』(2021年1月15日配信)
  • 『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021年3月19日配信)
  • 『ロキ』(2021年5月配信)
  • 『ホワット・イフ…?(原題)』
  • 『ミズ・マーベル(原題)』
  • 『ホークアイ(原題)』
  • 『シー=ハルク(原題)』
  • 『ムーンナイト(原題)』
  • 『シークレット・インベージョン(原題)』
  • 『アイアンハート(原題)』
  • 『アーマー・ウォーズ(原題)』
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル(原題)』

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(フロントロウ編集部)

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