イマジナリースリラー映画『ダニエル』は、ある実体験が基になっているという。(フロントロウ編集部)

期待の若手俳優たちが共演、映画『ダニエル』

 映画『ロード・オブ・ザ・リング』のイライジャ・ウッド製作で送るイマジナリースリラー『ダニエル』が、2月5日より公開され、その恐怖に病みつきになる映画ファンが続出している。

 本作では、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーと、スーザン・サランドンとティム・ロビンスの息子マイルズ・ロビンスが共演。また、Amazonプライム・ビデオの『ユートピア~悪のウイルス~』で主演を務め、MCUマーベルドラマ『ロキ(Loki)』にも出演予定のサッシャ・レインもメインキャラクターであるキャシー役で出演し、期待の若手俳優たちが揃った。

画像: マイルズ・ロビンス。

マイルズ・ロビンス。

画像: パトリック・シュワルツェネッガーとサッシャ・レイン。

パトリック・シュワルツェネッガーとサッシャ・レイン。

映画『ダニエル』あらすじ
両親の離婚によって孤独な幼少期を過ごしたルーク(マイルズ)は、ダニエル(パトリック)という名の自分以外には見えない親友と心をかよわせていた。ある事件をきっかけに、そんな“空想上の親友”を封印したルークだけれど、時が経ち、不安と孤独にさいなまれるようになり、ふたたびダニエルを呼び起こす。カリスマ性に溢れ、美しく魅惑的なダニエルは、以前のようにルークの唯一の理解者となるが、ルークの生活にも変化が。すべてが順調に進み、ルークはダニエルを必要としなくなるが、ダニエルはそれを許さない。君は、何かがおかしい。ダニエルは次第にルークを支配しようと動き出す…。

『ダニエル』は実体験がベースにある

 イマジナリー×スリラーという作品である『ダニエル』は、その新感覚さや独創性が評価されている。そんな本作でメガホンを取ったのはアダム・エジプト・モーティマー監督で、新感覚と言われる映像やストーリーラインには、監督の友人の経験が大きな影響を与えているという。

 「友人は、ルークやダニエルと同じくらいの年齢のときに、極度の躁状態に陥り、現実逃避をしていました。抑うつや被害妄想に見舞われ、現実が歪曲するような感覚や、カラフルでマニアックなビジョンの広がりを味わった…。そうした友人の経験をできるだけ忠実に、映画でも表現したいと思っていました。この映画の構造とスタイル、感情の世界は、そんな友人の経験を反映しています」

 また、監督自身にもイマジナリーフレンドがいたそうで、「(イマジナリーフレンドは)ミスター・ノーバディという名で、彼を父に紹介したことを覚えています。父はその話を受け入れてくれたので、私には彼の存在がとてもリアルに感じられました」と告白。「子供の頃に誰もが持っている、現実と区別がつかないような想像力にずっと触れていて、それがこの映画の世界観を生み出すきっかけになりました」と振り返った。

 実体験に基づいているからこそ、その映像や恐怖、そして緊張感は観客を逃さない。映画『ダニエル』は、全国で公開中。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.