ネット通販大手のアマゾンにまつわる「あるもの」が大量に販売されているのが発見され、波紋を広げている。(フロントロウ編集部)

アマゾンのレビューが大量販売されてるのが見つかる

 ネット通販大手のアマゾン(Amazon)のレビュー、つまり「偽レビュー」が複数のウェブサイトで大量に販売されているのをイギリスの消費者擁護団体「Which?」が発見し問題になっている。

 アマゾンに出品する一部の企業が、自社製品の評価を上げるために社員やアルバイト、または専門業者に頼んで偽のレビューを書かせるといった不正行為をしていることは、以前から問題視されており、今に始まったことではないが、今回の調査結果によって依然としてこの問題が解決されていないことが明らかになった。

画像: アマゾンのレビューが大量販売されてるのが見つかる

 Which?によると、あるサイトでは1件につき約18ドル(約1,900円)でレビューを販売しており、出品する企業側が希望する「Amazon's Choice」のステータスをわずか2週間で達成できるとうたっていたそう。そのほかにも、アマゾンのレビュアーの連絡先やソーシャルメディア(SNS)の情報を提供するというサイトや、レビューと引き換えに無料または割引価格で商品を要求するサイトなどがあったとか。

 たしかに日本のアマゾンでも不自然なほどレビューの数が多かったり、日本語がおかしかったり、「アレ?」と疑いたくなる不審な点を見かけることは多い。もちろん海外のアマゾンでも日本のアマゾンでも、報酬と引き換えに書かせた偽レビューを掲載して消費者を欺くことは規約違反だが、アマゾンが法的措置を取るなど取締りを強化しても次から次へと湧いてくるので、撲滅にはいたっていない。

 なので、利用者はまず疑ってかかることが大事だという。例えば、写真や動画付きのレビューがやたらと多いのは逆に怪しいそうで、いくつかのレビューで同じ表現や単語が使用されている場合も要注意。また、聞いたことのないブランドや企業の場合は、ちゃんと正規のウェブサイトを持っており、連絡先が記載されていることが、信頼できるかどうか見極める際の重要なポイントのひとつだとWhich?は述べている。(フロントロウ編集部)

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