映画『ワンダーウーマン』シリーズで主演を務める俳優のガル・ガドットが、ワンダーウーマン役のオーディションに落ちたら役者を辞めるつもりだったことを告白。(フロントロウ編集部)

ワンダーウーマン役のオーディション秘話を明かす

 映画『ワンダーウーマン』とその続編『ワンダーウーマン 1984』で、“史上最強”との呼び声が高い女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンことダイアナ・プリンスを演じるイスラエル出身の俳優ガル・ガドットが、ワンダーウーマン役としてDCEU作品に初登場を果たした映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のオーディションの時に、ザック・スナイダー監督が撮影してくれたという写真を自身のインスタグラムで公開した。

 以下、ガルのコメントの全訳。

 「これは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のカメラテストを(バットマン役の)ベン・アフレックとやった日に、(監督の)ザック・スナイダーが撮ってくれた写真。(イスラエルの)テルアビブで映画の撮影中だったから、30時間かけてロサンゼルスに来た。でも、どうしてもワンダーウーマン役が欲しかったから、私にとっては価値のある旅だった。私をキャスティングしてくれて、ダイアナ(ワンダーウーマン)に命を吹き込むことができると信じてくれたザックには永遠に感謝してる。この写真が撮られた時は、こんな未来が訪れることを想像もしていなかった。これを見ているとすごく懐かしい気分になる。そして、この写真はすべてのことに理由があるという証明でもある。この時は演技の道を諦めかけていたけど…、まさかこんなことが起きるなんてね」

 映画『ワイルド・スピード』シリーズでジゼルを演じるなど、ワンダーウーマン役を抜擢される前からそこそこの知名度はあったものの、ハリウッドでの自分のキャリアに限界を感じ、“俳優を辞めようかな…”かなと考えていた時に、「最後の挑戦」と決めて臨んだのがワンダーウーマン役のオーディションだったという。

画像: 左から『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の監督を務めたザック・スナイダー氏、クラーク・ケント/スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、ブルース・ウェイン/バットマン役のベン・アフレック、ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン役のガル・ガドット。

左から『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の監督を務めたザック・スナイダー氏、クラーク・ケント/スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、ブルース・ウェイン/バットマン役のベン・アフレック、ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン役のガル・ガドット。

 実際、スナイダー監督も米Varietyのインタビューで、「ガルから『ザック、私は役者を辞めるつもりだった』と言われたのを覚えてる。彼女は『(母国イスラエルの)テルアビブに戻って、そこで人生を送ろうと思ってた。ハリウッドでの挑戦はもう終わり。だから、最後にもう一回だけオーディションを受けることにした』って。そして彼女が(オーディションに)現れた。その瞬間、私は『彼女こそ僕のワンダーウーマンだ』と確信した」と証言している。

 ワンダーウーマン役を勝ち取ったことによって、文字通り、運命が変わったガル。言うまでもないがその後のハリウッドでのキャリアはうなぎのぼりで、主演を務める『ワンダーウーマン』シリーズはすでに3作目の制作が決定しているほか、2021年は映画『オリエント急行殺人事件』の続編『ナイル殺人事件』や、ドウェイン・ジョンソン&ライアン・レイノルズと共演したNetflixのオリジナル映画『レッド・ノーティス』の公開が控えている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.