日本のバトルアクション漫画『HELLSING(ヘルシング)』のハリウッド実写化が進んでおり、『ジョン・ウィック』の脚本家と米アマゾン・スタジオが制作を進めている。(フロントロウ編集部)

吸血鬼を描くバトル漫画『HELLSING(ヘルシング)』

 『HELLSING(ヘルシング)』は平野耕太によって執筆された漫画で、2006年から2012年にかけて少年画報社の『ヤングキングアワーズ』で連載された。20世期末のイギリスを舞台に、吸血鬼や彼らを取り巻くクセモノたちが描れており、世界各地で翻訳され、楽しまれている。

 そんな『HELLSING』に、ハリウッドで実写化決定。キアヌ・リーブス主演の映画『ジョン・ウィック』シリーズで脚本を手掛けたデレク・コルスタットが、本作の制作を進めていると米Deadlineによって報じられた。

画像: ©️LIONS GATE FILMS

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 デレクは2021年3月19日からディズニープラスで配信されるマーベルドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の脚本にも携っている実力派。

 彼は、「何年か前にきょうだいが『ヘルシング』の漫画とアニメを紹介してくれて以来、僕はそれを作品にすることに夢中になっていたんだ。マイク・キャラハン(映画プロデューサー)と彼のチームが権利を確保し、ブライアン・カバノー・ジョーンズ(映画プロデューサー)とアマゾン・スタジオと提携することに成功したとき…まるで夢かと思った」と興奮した様子でコメント。

 映画プロデューサーのマイク・キャラハンは、「僕は常に吸血鬼というジャンルが好きで、特にクリエイターが独自の表現をしているものはもっと好きだ。だからデレクが僕にアーカード(『ヘルシングの主人公』)とヘルシング機関を紹介してくれたとき、何か特別なものがあると感じた」とコメント。

 続けて、「平野耕太氏が描き出したドラキュラとヴァン・ヘルシングの神話を再構築したGONZO K.K.(アニメ制作会社)によるアニメ『ヘルシング』は、これまでに見たことのないようなアクションとホラーの爽快で奇抜なマッシュアップだった。Automatikのブライアンとフレッド(映画プロデューサー)とパートナーを組むことができ、また、Amazonが『ヘルシング』のウィットに富んだストーリーとその狂気をスクリーン上で実現するために協力してくれることを大変うれしく思っている」と語った。

 また、同じく映画プロデューサーのブライアン・カバノー・ジョーンズは、「デレクは卓越したライターで、彼の得意とすることである、象徴的なキャラクターが満載の“神話”を構築することにおいて、彼とパートナーを組むことができ、とても興奮しています」と述べた。(フロントロウ編集部)

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