MCU作品でスパイダーマンを演じ、マーベル俳優のなかでも口を滑らせやすいことで知られるトム・ホランドが、自身にネタバレを促すように仕向けてくる質問に葛藤を抱えてきたことを明かした。(フロントロウ編集部)

マーベルのネタバレ王トム・ホランド

 秘密主義を貫き、ネタバレに関して徹底した防止策を敷いていることで知られているマーベル。しかしながら、本人も口が軽いことを認めている、MCU作品でスパイダーマンを演じているトム・ホランドはこれまで、何度も口を滑らせて重要な情報を事前にネタバレしてしまったことで知られている。

画像: マーベルのネタバレ王トム・ホランド

 トムの口の軽さにはマーベルも手を焼いてきており、トムは以前、2018年に映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への出演が決まった際、自身がネタバレしてしまう可能性を恐れたマーベルからなかなか台本を渡してもらえないと嘆いていた。

 また、先日、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(Spider-man: No Way Home)』という正式なタイトルがついに発表された同作の台本を受け取った際には、「『スパイダーマン3』についてはみんなに何も言わないよ。だって、痛い思いをして学んだからね」と自虐するなど、ネタバレで散々な目に遭うのにはもう懲りたとも冗談まじりに語っている。

ネタバレを促す質問には葛藤を抱えていると告白

 トムが口を滑らせやすいということもあって、インタビューを受ける際には、彼からネタバレを引き出そうとインタビュアーから際どい質問をされることもしばしば。先月には、来たる『スパイダーマン』新作に旧作でスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドが出演するのではないかと噂されるなかで、2人は出演するのかという質問をされており、この時は明言を避けている。

画像: ネタバレを促す質問には葛藤を抱えていると告白

 トム自身、ネタバレをしないように気をつけるようになったものの、そうしたネタバレを促してくるような質問をされた時には葛藤を抱えているようで、今回、「そうした質問のトリッキーな点として、それに対する答えがどんなものでもリアクションを得られるというところがある」と米Uproxxに語っている。

 「自分で考えてみる必要がある類のものなんだよ。ベストな対処法はどんなものだろうってね。ウソをつくべき? 真実を話すべき? ただ、『何も言うことはできないんだ』って言うのがいい? 『肯定も否定もできない』って答えたほうがいい? っていう風にさ。ファンがリアクションしないような答え方なんてないんだ」とトムは続けて語り、どんな答え方をしてもファンからは何かしらの反応が返ってくるとした上で、ネタバレを促すような質問をされた際には、最善の答え方は何かと頭のなかで考えていることを告白。

 「諸刃の剣だよね。素晴らしいものにもなり得る。素晴らしいものにもなるんだけど、時には、傷つけてしまうようなものにもなってしまうんだ」とトムは続け、答え方次第ではファンの期待を煽るような情報を提供できることもあるものの、明かしてはいけない情報を明かしかねないため、答え方には注意しなければいけないと語った。

 ちなみに、現時点で『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に関する重要なネタバレはしていないと見られるトム。ネタバレを促してくる質問に葛藤しつつも、マーベルのお達しはきちんと守れているよう。(フロントロウ編集部)

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