ゼンデイヤが放送映画批評家協会賞2021(Critics Choice Awards)でSeeHer賞(シーハー賞)を受賞。アメリカ広告主協会が協賛しているSeeHer賞ってどんな賞?(フロントロウ編集部)

ゼンデイヤがCritics Choice AwardsでSeeHer賞を受賞

 米現地時間3月7日に開催された放送映画批評家協会賞2021(Critics Choice Awards)で、ゼンデイヤがSeeHer賞(シーハー賞)を受賞した。ゼンデイヤはNetflixオリジナル映画『マルコム&マリー』で映画部門の主演女優賞にもノミネートされていたものの、こちらは今夏に日本公開が決定した映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガンが受賞した。

画像: ゼンデイヤがCritics Choice AwardsでSeeHer賞を受賞

 SeeHer賞とは、Association of National Advertisers(ANA/アメリカ広告主協会)が協賛している賞で、放送映画批評家協会賞は同賞について、「境界を押し広げ、ステレオタイプに逆らい、エンターテイメント全体で女性たちをリアルに描写することの重要性を示すという、SeeHerムーブメントに記載されている価値観を体現している女性を称える」と説明している。

 SeeHerムーブメントとは、アメリカ広告主協会が2016年に立ち上げた運動で、「もし彼女を見ることが出来たなら、彼女になることも出来る(If You Can See Her, You Can Be Her)」をスローガンに、「女性たちが、自分たちの真の姿や自分たちのポテンシャルを見ることができるよう、マーケティングや広告、メディア、エンターテインメントにおいてあらゆる女性や少女たちを適切に描写すること」を目指しているもの。

 2017年から放送映画批評家協会賞で表彰されているSeeHer賞はこれまでに、ヴィオラ・デイヴィス(2017年)、ガル・ガドット(2018年)、クレア・フォイ(2019年)、クリスティン・ベル(2020年)が受賞してきた。

SeeHer賞受賞を受けてゼンデイヤが感謝

 「放送映画批評家協会とこの素晴らしい名誉とSeeHerに感謝したいと思います。私にとって大きな意味を持っています。(受賞にあたって)何を言うべきか考えていた時、私はただ唯一、『感謝』しか思い浮かびませんでした」とゼンデイヤはSeeHer賞を受賞したことを受けてコメントしている。

画像: SeeHer賞受賞を受けてゼンデイヤが感謝

 「この(『感謝』という)言葉が繰り返し浮かんできます。とりわけ今年は、それが大きなものであれ小さなものであれ、瞬間の1つ1つに感謝し、こうやって仕事をすることを可能にさせてくれている人々に感謝する1年となりました。愛する人たちをもっと抱きしめてあげられるよう、その人たちを認め、愛してると伝えることが大切です。それから、このような瞬間に身をおけることについて。私がここにいられるために道を切り拓いてきてくれた素晴らしい女性たちがいなけれれば、私は間違いなくここにいられなかったでしょう。女性たちには本当に感謝しています。この賞は本当に特別なものです。ありがとうございます。繰り返しになってしまいますが、この瞬間に本当に感謝しています」

 SeeHerの代表を務めるナディン・カープ・マックヒューは今年2月、SeeHer賞をゼンデイヤに授与するにあたり、「2021年における女性の意義を体現しているゼンデイヤにこの賞を授与できることを嬉しく思っています」とコメントを発表している。「彼女は次の世代に向けて、違いを生み出すために声をあげるのに若すぎることはないということを示してくれています。あらゆる場所で少女たちが持てるポテンシャルを発揮できるようインスパイアしてくれているゼンデイヤは、SeeHerのすべてを体現しているのです」。(フロントロウ編集部)

記事公開後、誤植を修正いたしました。

 

 

This article is a sponsored article by
''.