女性を縛るものから女性の強さへのアプローチへ変化したコルセット
16世紀ヨーロッパで誕生し、女性のウエストを細く補正する「コルセット」は、身体に負担がかかることから女性に対しての拷問器具との見方もあり、近年では女優たちが映画の撮影での使用にも反発を示すなどと問題視されてきた。
しかし、女性の身体を最大限に美しく見せるインナーの役割をするコルセットに、未だ多くのトップデザイナーたちが情熱を注ぎ、アウターとしてデザイン性をもたせたアイテムが発売され、再びコルセットが脚光を浴びている。コルセットの特徴である、ボーン(針金)でウエスト部分を強調することで、女性を縛るものから女性の強さを示すアイテムとして、年々デザイン性も多種多様にアップグレードされている。
トップセレブのカイリー・ジェンナー
人気カジュアルブランド、Unravel Project(アンラベル・プロジェクト)のコットンでできたコルセットトップスを着用したカイリー・ジェンナー。ウエスト部分を強調しながらも柔らかいコットン素材で締め付けることなく、ファッショナブルにみせて。ボトムはブラックのパンツでクールにコーデ。
人気モデルのヘイリー・ビーバー
ウエスト部分がコルセットのデザインになった、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)のトップスに同ブランドのデニムを合わせたデニムONデニムコーデを披露した、人気モデルのヘイリー・ビーバー。真っ赤なハート型のバッグでポップなアクセントを添え、足元はNike(ナイキ)の白スニーカーで外したストリートスタイル。
リアリティスターのクロエ・カーダシアン
リアリティスターのクロエ・カーダシアンは、 House of CBのデニムでできたコルセットトップスに、デニムジャケットとスキニーデニムを合わせたスタイリッシュなオールデニムコーデ。コンパクトなコルセットに、オーバーサイズのジャケットでめりはりを効かせたヘルシーな着こなし。
人気が続くストリートなスタイルにもマッチする進化したコルセットで、春の装いをアップグレードしてみては。(フロントロウ編集部)