ディオール(Dior)の2021-2022秋冬プレタポルテコレクションが、フランス・ヴェルサイユ宮殿の鏡の間で開催された。(フロントロウ編集部)
ディオールの最新コレクションはヴェルサイユ宮殿で
各ブランドがファッションショーを開催するなか、フランスのヴェルサイユ宮殿の鏡の間では、ディオール(Dior)の2021-2022秋冬プレタポルテコレクションが開催された。
今回のコレクションでデザイナーのマリア・グラツィア・キウリが探求したのはおとぎ話の世界。シンボルの数々が網目のように張り巡らされたファンタジーの世界は、単に現実から離れるための手段ではなく、ステレオタイプに異議を唱え、挑むためのもの。
64ルックがお披露目されたファッションショーでは、おもちゃの兵士の制服がレッド&ホワイトの差し色が美しいブルーのカシミヤコートのシリーズへと生まれ変わり、『不思議の国のアリス』を思わせるドレスがレザーで制作されるなど、マリアらしいこだわりも。
スカートから「バー」ジャケットまで多彩なアイテムが存在感を放ち、ディオールを象徴するコードのひとつ「カナージュ」モチーフも登場。そして、アンジェラ・カーターの『赤ずきん』に登場していたような赤いフードもアクセントで添えられた。
(フロントロウ編集部)