2021年は「ツヤ系リップ」がトレンド
顔の印象を大きく左右するリップメイク。しかし、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で「マスク生活」が習慣化したことにより、リップメイクも大きな変化が。
メイクアップアーティストのエリン・パーソンズは「多くの人々がにじまず、いつまでも落ちない口紅を長くつけたいと思うようになった」と米Instyleでコメント。とりわけ、昨年はマスクに付着しにくい“マットリップ”を愛用する人が増えた年でもあったという。
しかし、エリンは2021年も引き続きマットリップの人気が続くと話す一方で、シアーな発色の「ツヤ系リップ」も復活しつつあると発言。
エリンは「グロッシーなリップも戻ってきていると思うよ。私も冬の唇にうるおいを与えてくれるメイベリンのリフターグロスにハマっていた」と、リップグロスなどのツヤ系リップも人気を集めていると明かした。
実際に「べたつかないリップグロス」の検索数は、2020年後半の3ヶ月の間だけで、なんと90%もアップ。
その理由について、同じくメイクアップアーティストのジェイミー・ドーマンは「コロナになる少し前から、実はツヤ感のあるリップがトレンドに復活し始めていたんだ。一旦は、コロナですべてのリップトレンドにストップがかけられてしまったけれど、それでも人々はその(ツヤのある)テクスチャーに引き付けられたんだと思う」と話している。
マスク生活で「ツヤ系リップ」を楽しむ方法
しかし、たとえトレンドのツヤ系リップが気になっていても、「マスクに付着しやすいから…」と諦めている人も多いのでは?
そんなうるツヤリップを楽しみたい人にジェイミーがおすすめしているのは、リップティントをベースにして、マスクを外すたびにリップグロスを塗るという方法。
ジェイミーは「マスクの下にグロスをつけることはできないけれど、すでにリップティントを塗っておけば、(マスクを外した時に)すぐにグロスで質感を変化させることができる」と説明。より発色の良いリップが好みの場合は、マットリップの上からグロスを塗るもの良いそう。
ちなみに、2021年トレンドのリップカラーについては、「ベージュ」と「ベリー」が流行するだろうとエリンは予想。とくに春夏は少し深みのあるくすみカラーが人気を集めると話している。
プロが教える今年のトレンドリップ。ほかにも、色つきのリップバームなども唇をケアしつつツヤ感を与えてくれるので、マスク生活で唇が荒れ気味という人はぜひ試してみて。(フロントロウ編集部)