日本時間3月15日に行なわれた第63回グラミー賞授賞式は、女性アーティストの受賞が目立つ結果に。『フューチャー・ノスタルジア』で最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したデュア・リパが、女性アーティストが認められた喜びを語った。(フロントロウ編集部)

デュア・リパが最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞

 日本時間3月15日に第63回グラミー賞授賞式が開催され、デュア・リパの『フューチャー・ノスタルジア』が、ジャスティン・ビーバーの『チェンジズ』やレディー・ガガの『クロマティカ』、ハリー・スタイルズの『ファイン・ライン』、テイラー・スウィフトの『フォークロア』を退けて最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞した。

画像: デュア・リパが最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞

 デュアは最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞したことを受けて、「ありがとうございます。驚くべきことです。『フューチャー・ノスタルジア』は私にとって大切な作品で、多くの点で私の人生を変えてくれました」とコメント。

 「なかでも、私はいかに幸せかということに気が付くことができました。私は前のアルバム(2017年にリリースしたセルフタイトル作)の最後で疲弊してしまっていました。重要な作品だと感じるためには、悲しい曲を書くしかないと思っていたのです。今では感謝の気持ちと共に、誇りも感じています。幸せとは、全員が感じるべきものであり、人生において不可欠なものなのです」と続けて語り、前作のリリース以降は疲労感を感じてしまっていた時期もあったものの、『フューチャー・ノスタルジア』を制作しながら幸せを取り戻すことができたと振り返った。

 デュアはこの日、授賞式で「Levitating」と「Don't Start Now」の力強いパフォーマンスも披露しており、「Levitating」のパフォーマンスにはラッパーのダベイビーも参加した。

女性の受賞者が多かったことについてコメント

 今年の第63回授賞式では、女性アーティストの受賞が目立つ結果に。ビリー・アイリッシュが「Everything I Wanted」を、テイラー・スウィフトが『最優秀アルバム賞』を、H.E.R.が「I Can't Breathe」を、メーガン・ジー・スタリオンが最優秀新人賞を受賞して女性アーティストが主要4部門を独占したほか、ロック・パフォーマンス賞のノミネーションでは、史上初めて全員が女性に。こちらは、フィオナ・アップルの「Shameika」が受賞した。

画像: 女性の受賞者が多かったことについてコメント

 デュアはバックステージで受賞を振り返り、「天にも昇る心地です。認めていただけて、そして女性が認められたことに感謝します」と、今回の自分の受賞は女性にとっても大きなことだとコメント。

 「女性のエンパワーメントをたくさん感じていますし、今夜は多くの女性が賞を受賞しています。そうしたすべてと一緒に立てたことや、そうしたエネルギーを感じられることを嬉しく思っています。自分にとって大きな意味を持っているアルバムです。今夜、この賞を受け取れたことを本当に誇りに思っています。この気持ちは何事にも変えられません」と続け、今年は女性の受賞者が多かったことを嬉しく思っていると続けた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.