2021年のキッズ・チョイス・アワード(Kids Choice Awards)が米現地時間3月13日に開催され、ミリー・ボビー・ブラウンが最優秀女性テレビスター賞と最優秀映画女優賞を受賞。スピーチで女性たちへの感謝を述べた。(フロントロウ編集部)

ミリー・ボビー・ブラウンが最優秀女性テレビスター賞と最優秀映画女優賞を受賞

 米現地時間3月12日に2021年のキッズ・チョイス・アワード(Kids Choice Awards)が開催され、4部門にノミネートされていたNetflixオリジナルシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が最優秀ファミリーテレビ番組を受賞したほか、イレブンを演じているミリー・ボビー・ブラウンが最優秀女性テレビスター賞を受賞した。

画像: ミリー・ボビー・ブラウンが最優秀女性テレビスター賞と最優秀映画女優賞を受賞

 『ストレンジャー・シングス』からは、ルーカスを演じているケイレブ・マクラフリンと、マイクを演じているフィン・ヴォルフハルトが最優秀男性テレビスターにノミネートされていたものの、こちらは『ヘンリー・デンジャー/デンジャー・フォース』のジェイス・ノーマンが受賞した。

 また、ミリーは、2020年9月より配信がスタートしたNetflix作品『エノーラ・ホームズの事件簿』での演技が評価され、映画『ワンダーウーマン1984』のガル・ガドットや、『魔女がいっぱい』のアン・ハサウェイらをしのいで最優秀映画女優賞も受賞。見事、テレビと映画の2冠を達成した。

ミリー・ボビー・ブラウンが女性に向けて感謝のスピーチ

 ミリーは、アマンダ・バインズが2003年に映画『ビッグ・ライアー』とテレビ番組『アマンダ・ショー』で達成して以来となる、最優秀女性テレビスター賞と最優秀映画女優のW受賞を受けて、「ありがとうございます。キッズ・チョイス・アワードで私に投票してくれたファンの皆さんに感謝しています。テレビと映画の両方の女優賞を受賞したのは(およそ)20年ぶりとのことで、本当に嬉しく思っています」とコメント。

画像: ミリー・ボビー・ブラウンが女性に向けて感謝のスピーチ

 「私はこの業界で勝利や苦労を重ねてきました。TVや映画において女性を再定義し、形作り続けてくださっている世界中の女性たちに心から感謝しています。とてもインスピレーションを受けており、そのおかげで、私はこうした賞を受賞することができています」と、映像業界における女性の描かれ方に変化をもたらし続けている女性たちへの感謝を述べた上で、力強く次のように続けた。

 「私たちはこれからも、偏見やステレオタイプに立ち向かい続けていきますし、そうしたムーブメントの一部になれることを本当に嬉しく思っています」

 ミリーの受賞スピーチはこちら。

 現在17歳のミリーは、社会問題に積極的に声をあげてきていることで知られ、2020年に16歳の誕生日を迎えた際には、自身が性の対象として見られる現状を批判し、「嘘や、不適切なコメント、性欲の対象とされること、そしてむやみな暴言は、最終的に私を傷つけて不安にさせ、非常に悔しい思いをしました。しかし私は負けません。私は自分が好きなことを続けるし、変化を起こすためにメッセージを拡散していきます」と、そうした現状を変えるために真っ向から立ち向かっていくことを宣言した。(フロントロウ編集部)

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