『エターナルズ』や『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督は、漫画家になるのが夢だった。作品づくりへの影響とは?(フロントロウ編集部)

クロエ・ジャオの才能、信頼

 クロエ・ジャオ監督が、映画界を席巻している。

画像: クロエ・ジャオの才能、信頼

 ジャオ監督が手掛けた映画『ノマドランド』は、ゴールデン・グローブ賞作品賞に輝くなど、数々の映画祭で高い評価を受けており、2021年アカデミー賞でも作品賞や監督賞などにノミネートされている。

 また年内には、監督が手掛けたMCU作品『エターナルズ』の公開も予定されており、ジャオ監督がアメコミ原作の巨大フランチャイズでどのような作品を描くのかに注目が集まる。『エターナルズ』のキャストには、ジャオ監督を信頼しているから出演を決めたという俳優もおり、アジャック役のサルマ・ハエックは、契約書にサインする前に脚本を読ませてもらえないという状況になりながらも、監督の存在によって出演することを決意した。

クロエ・ジャオ、子供の頃の夢

 そんなジャオ監督は、多岐にわたる作品からインスピレーションを得ていることをたびたび語っており、これまでにあがったタイトルは、『スター・ウォーズ』から『レヴェナント:蘇えりし者』、そして『ワンパンマン』まで! 

 そして監督には、子供の頃になりたかった職業があるという。そしてそれは、映画監督としての彼女にも影響を与えているそう。米ラジオ局SiriusXMのトークでこう明かした

 「いつだってマンガ家になりたかったんです。だから私はいつも、存在しないものを想像してきたんですよ」

画像: クロエ・ジャオ、子供の頃の夢

 ジャオ監督は過去にも、幼少期はマンガばかり描いていたけれど、両親はそれを止めさせるようなことはしなかったという感謝の思いを口にしており、『エターナルズ』に関しても、「私は、マンガに深くて強いルーツを持っています。それは『エターナルズ』にも少し持ち込みましたよ。東洋と西洋の結合をより進めることを楽しみにしてるんです」と語っていた。

 『エターナルズ』というアメコミファンタジーを手掛けるうえでは、存在しないものを想像する空想力は、とても重要であることは間違いない。

 さらにその力を、ジャオ監督は自分の個性が光る能力に昇華している。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、ジャオ監督について、「非常にユニークで目を見張るような視点で語る」と評価している。

 『ノマドランド』やジャオ監督は、アカデミー賞を受賞するのか。そして、『エターナルズ』はどのような作品に仕上がるのか。監督の存在やその作品は、映画業界でも際立っている。(フロントロウ編集部)

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