ファンデと下地をひとつにした高機能ベースメイク「クッションファンデーション」から、待望のディープな肌色向け商品が登場。従来のクッションファンデは、ディープな肌色には「色が明るすぎる」ことが多かったことから、より幅広い人が楽しめると期待が高まっている。(フロントロウ編集部)

白浮きしない!ディープな肌色向けクッションファンデ

 リップティントやフェイスパック、シカクリームなど、欧米諸国でもすっかり定着した韓国コスメ。なかでも、スキンケア、化粧下地、ファンデーションなどの機能をひとつにまとめた「クッションファンデーション」は、韓国コスメブームの火付け役としても高い人気を誇っている。

 しかし、従来のクッションファンデーションは、もともと肌が明るい韓国人に合わせて開発されているため、黒人やディープな肌色に向けたカラー展開が極めて少なく、メイクに取り入れるには少しハードルが高いアイテムとされてきた。

画像: 白浮きしない!ディープな肌色向けクッションファンデ

 そんななか、韓国在住の黒人女性で起業家のグレース・イジョマ・オカフォー氏が、初のディープな肌色向け韓国コスメブランド「ドクターGIOコスメティックス(Dr. GIO Cosmetics)」を立ち上げ。

 最初のアイテムとして、黒人やディープな肌色でも楽しめる待望のクッションファンデ「ウルトラ 7 ブライトライトニング ファンデーション クッション」を発売し、これまでクッションファンデの色が明るすぎて泣く泣く諦めていた人々から歓喜の声が上がっている。

ディープな肌色にはハードルが高い韓国コスメ

 実は、韓国に住む黒人女性として、彼女自身も自分の肌色に合ったコスメを見つけるのに苦戦したというオカフォー氏。

 「現在、韓国コスメは、スキンケアへの科学的なアプローチと天然由来で非常に効果的な美容製品を生産することで広く知られている」と米Allure氏でコメント。続けて、オカフォー氏は「そこで、よりインクルーシブ(包括的)な美容業界にするために、黒人やディープな肌色の人たちをターゲットにした韓国コスメを作る必要があると感じた」と、よりさまざまな人種にも韓国コスメを楽しんでもらおうと、ディープな肌色向けのコスメブランドを立ち上げたと明かした。

 今回、新たに誕生した「ウルトラ 7 ブライトライトニング ファンデーション クッション」からは、ミディアムカラーからダークカラーを基調とした6色がラインナップ。ヒアルロン酸、シアバター、センテラ・アシアティカ、ビタミンCなどの美肌成分を配合しているほか、SPF 50+で紫外線対策もバッチリ。また、マスクによる肌トラブルを予防するティーツリーオイルも配合しているそう。

 オカフォー氏は、今後さらなるメイクアップ製品の開発を進めると話す一方で、現在はクッションファンデーションに注力し、カラーバリエーションを広げるよう努力していると米Glamourで語っている。

 ちなみに、ドクターGIOコスメティックスのクッションファンデは、日本からも購入することができ、価格は約3,850円(35ドル)。今回の韓国コスメに限らず、このような幅広い人種に寄り添ったコスメづくりは、今後の美容業界に新たな発展の可能性をもたらしてくれるだろう。(フロントロウ編集部)

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