ふっくらとしたハリ肌に導いてくれる「表情筋マッサージ」だけれど、やり方によってはむしろ逆効果になってしまうことも。そこで、美肌のエキスパートが表情筋マッサージで得られる効果と正しいやり方を紹介した。(フロントロウ編集部)

コロナ禍で注目させる「表情筋マッサージ」

 近年、海外でもYouTube、Instagram、TikTokなどのSNSを中心に注目度が高まっている「表情筋マッサージ」。

画像: コロナ禍で注目させる「表情筋マッサージ」

 表情筋マッサージとは、顔の表情筋をマッサージすることでこわばった筋肉を刺激し、血流やリンパの流れを促し、フェイスラインのたるみや顔のむくみを和らげるという美容法のことで、手軽にキュッと引き締まった若々しい印象が手に入るほか、コロナ禍で増えた“おうち時間”を自分磨きに有効活用する人が増えたことも注目される要因のひとつだとされている。

表情筋マッサージって効果あるの?

 でも、実際に「表情筋マッサージ」に効果はあるのだろうか。皮膚科医のデイビット・ゴールドバーグ医師は「顔のたるみの原因が、重力によって顔の筋肉が下に引っ張られているからと考えるなら、定期的に(顔の筋肉を)動かすことも対処法のひとつ」と米The Zoe Reportsでコメント。

画像: 表情筋マッサージって効果あるの?

 ゴールドバーグ医師は「これは、私たちが行なう体幹トレーニングと同じだと考えてみて。体幹の運動は腹部の筋肉を助けるように、顔の筋肉にも応用できる」と話し、正しく表情筋を動くようにマッサージできれば、一定の美肌効果は期待できると話している。

むやみにマッサージするのはNG!?

 しかし、表情筋マッサージと一言に言っても、さまざまなな手法があり、なかには逆効果になるものもあるそう。ニューヨーク市の皮膚科医のハドリー・キング医師は「とくに、目尻の小じわ、眉間のしわ、ほうれい線などの顔のしわの多くは、表情筋をたくさん動かすことに起因している」と忠告。正しい方法を身につけることがなにより重要だという。

画像: むやみにマッサージするのはNG!?

 また、同じく皮膚科医のリリー・タラコーブ医師によると、たるみ、シワ、くすみなどの肌トラブルのなかには、加齢、乾燥、紫外線ダメージ、遺伝など、顔の筋肉以外に原因がある可能性もあるため、表情筋マッサージだけでは改善されない場合もあると明かした。

ふっくらツヤ肌に!プロが教えるマッサージ方法

  イギリス発のフェイシャルサロン「フェイス・ジム(Face Gym)」が公式インスタグラムにシェアした表情筋マッサージを見てみると、意外にもその方法はシンプル。

 はじめに、美容オイルを手のひらに取って顔全体になじませる。次に、人差し指と中指を人差し指と中指をかぎつめ状に曲げ、あごの骨を挟んでフェイスラインに沿って下から上に数回ほどなぞる。15外ほど繰り返したら、今度は人差し指だけを曲げ、頬骨の下を外側になぞるようになぞっていく。これも15回ほど繰り返す。

 その後、4本指を揃えた状態で頬骨に当て、親指でつまむように口の周りの筋肉を動かしていく。口周りが終わったら、もう一度人差し指だけ曲げ、目の下の骨に沿って目頭からこめかみに向かって同じようになぞる。

 最後に、人差し指と中指だけ伸ばした状態で揃え、眉の上から生え際に向かって押し上げるように数回ほどなぞるだけ。これを定期的に行なうことで、いきいきとしたハリ感のある肌へと導いてくれるという。

 ただし、強めにマッサージすると、肌に痛みが残ったり、小じわを引き起こしたりする恐れがあるため、やさしくなぞるように行なうことがポイント。最近、ハリ不足や肌のくすみなどに悩んでいる人はぜひ試してみて。(フロントロウ編集部)

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