どんなヘアアレンジをするときにも欠かせないアイテム「ヘアピン」。しかし、ピンでしっかり留めたつもりがすぐにゆるんだり、ピンだけ浮いてきたりと、うまく使いこなせなくて困っている人も多いのでは? そんな“ヘアピン”の正しい留め方を海外のヘアスタイリストがアドバイス。(フロントロウ編集部)

ヘアピンはどっち向きに使うべき?

 ヘアピンとは、主にお団子やまとめ髪など崩れやすい髪の毛を留める際に使用されるアイテムのこと。髪をがっちり留めるヘアアレンジの脇役としてはもちろん、デザインによっては主役としても使える便利なアイテムで、上手に使いこなすことができれば、ヘアアレンジの幅をグッと広げることができる。

画像1: ヘアピンはどっち向きに使うべき?

 しかし、ヘアピンはヘアアレンジに欠かせない重要なアイテムでありながら、実は「基本の留め方」を知らないという人も多く、簡単そうで意外と扱いが難しいのが最大の特徴。

 そんなヘアピンの留め方について、よく話題としてあげられるのが「ヘアピンの向き」。ご存知の通り、ヘアピンには、“短くて波状”になっている部分と、“長くて直線”になっている部分があり、どちらを地肌側にさしこむべきか議論の対象になることが多い。

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 実際、プロのヘアスタイリストたちの間でも意見が分かれているようで、短い部分を地肌側にさしこむべきだというヘアスタイリストのアナジッド・テイラーは「私は人生のほとんどを波状の部分を上にして過ごしてきたけれど、最近は、髪のキープ力を最大限に発揮するためには、波状の部分を下にするべきだと気づいたの」と米Allureでコメント。

 また、カリフォルニアを拠点に活躍するヘアスタイリストのジーナ・リベラも同意見のようで、「ヘアピンの波状の部分は、必ず地肌に向けてさしこむべき」と助言。なるべく根元に近い部分で留めるべきだとも付け加えた。

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 一方で、人気セレブのキム・カーダシアンなどを手がけるセレブ御用達ヘアスタイリストのアンドリュー・フィッツシモンズは、波状の部分を上にすべきだと主張。

 アンドリューは「ヘアピンの正しい使い方は、波状の部分を上にすること」と話し、続けて「ヘアピンに波状の突起があるポイントは、(長くて直線の部分で)髪をできるだけ平らに保ちつつ、崩れやすい部分の髪を(波状の部分で絡めて)固定できるところなんだ」と説明した。

結局、どっち向きに使うのが正解?

 では、結局ヘアピンはどちらの“向き”が正しいのだろうか。ダラスにあるヘアサロン「Dear Clark」創設者でのヘアスタイリストのホリー・ディアによると、それぞれの「長所」に合わせて上手に使い分ければいいとコメント。

 ホリーは「波状の部分を上にすれば、髪がゴチャつかず平行に留めることができるし、波状の部分を下にすれば、根元近くに留められるからグリップ力が強くなる」と話し、それぞれの特徴を正しく理解することが重要だと話している。

画像: 結局、どっち向きに使うのが正解?

ヘアピンの種類にも注目

 一見すると、ヘアピンはどれも同じように見えるけれど、実はそれぞれの「髪質」や「ヘアアレンジ」によってヘアピンの“種類”を使い分けることも大切。

 ジーナによると、たとえばヘアピンでしっかり留めたのに、すぐに髪がゆるんでしまう人たちに共通しているのが、大きすぎるヘアピンを使っているところ。ジーナは「髪を細かく分けて、小さめのピンで髪を留めるのが最も確実な方法。とくに、髪の毛が細い人におすすめね」と助言。

画像: ヘアピンの種類にも注目

 ほかにも、髪がボリューミーでなかなか留まらないという人に対し、アンドリューは「標準的なヘアピンのサイズは誰でも知っているけれど、より太くてホールド力の高いヘアピンも出回っている。とくに、より多くのサポートが必要な太い髪質の場合は、1つでしっかり留められる太めのヘアピンを使うといい」とアドバイスした。

 ヘアピンは上手な使い方をマスターするだけで、いつものヘアアレンジの仕上がりがグッと変わってくるもの。ぜひプロの意見を参考にヘアアレンジをもっと楽しんでみて。(フロントロウ編集部)

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