性別の“らしさ”に縛られず、自分らしく、自由にメイクが楽しめると話題の「ジェンダーレスコスメ」。人気を集めている理由と注目のビューティブランドを4つ紹介。(フロントロウ編集部)

美容業でも“ジェンダーレス”が当たり前に

 近年、日本でも耳にすることが増えた「ジェンダーニュートラル」。男女の性差に偏らない考え方のことで、ビューティ業界でもジェンダーを超えて美を追求できる“ジェンダーレスコスメ”が人気を集めている。

 実際に、いま最もSNSで勢いがあるとされるZ世代(※)を対象に調査したところ、約81%の人が「性別で人を定義しない」と回答。ジェンダーレス・スキンケアブランド「Koa」の共同設立者であるタイ・マクラレン氏も「Z世代は、最も社会意識が高い世代であり、すでに従来のアイデンティティやそれに付随するマーケティング上の仕掛けには目もくれない」と米Well+Goodでコメント。

※Z世代:現在6歳から25歳にあたる1996年から2015年の間に生まれた世代のこと。

 続けて、マクラレン氏は「今後は中性的であるか、少なくともあまり明確な(男女差のある製品)はなくなってくる。そして、ジェンダーレス製品の台頭はその一例にすぎない」と話し、今後ますます性別にとらわれない商品が増えてくるだろうと語っている。

 そこで、今回はジェンダーレスコスメとして注目を集める人気ビューティブランドを4つご紹介。性別を超えて自分らしさを引き出す最新コスメを今すぐチェック。

フェンティ・スキン(Fenty Skin)

 シンガーのリアーナが手がけるスキンケアブランド「フェンティ・スキン(Fenty Skin)」。製品はもちろんのこと、なかでも同ブランドが大きな注目を集めたのは、ラッパーのエイサップ・ロッキーやリル・ナズ・Xをキャンペーンに抜擢したところ。

 従来、これらのキャンペーンには女性モデルが起用されることが多いけれど、リアーナは「今までジェンダーの観点からスキンケアにアプローチしたことはない」とプレスリリースで発言。「私にとって、これらの唯一の違いはパッケージの色だけ」と話し、続けて「素晴らしい製品や美しい肌は、みんなが手に入れられるものであるべき」と語っている。

グッチ・ビューティ(Gucci Beauty)

 昨年、ラグジュアリーブランド「グッチ ビューティ(GUCCI Beauty)」から、初のジェンダーレス香水「グッチ メモワール デュヌ オドゥール」が登場。ジェンダーの垣根を超えた、個性を光らせるフレグランスで、広告塔にシンガーのハリー・スタイルズを起用している。

ワンサイズ・ビューティ(One Size Beauty)

 大人気美容インフルエンサーのパトリック・スターが手がけるビューティーブランド「ワンサイズ・ビューティ」。“メイクはフリーサイズ(ワンサイズ)”をコンセプトに、スキンケアからコスメまで性別に囚われず、すべての人が楽しめるコスメ作りを展開して話題に。

ジェッカ(JECCA)

 性別や境界を超え、誰もが愛用できるコスメをコンセプトに作られたコスメブランド「ジェッカ(JECCA)」。動物由来の成分を使用しないヴィーガン&クルエルティフリー処方で、使いやすさを念頭に開発。メイクの経験値を問わず誰でも使える製品づくりで、海外の若者から人気を集めている。

 性別の垣根に囚われない、いま最も注目を集めるジェンダーレスコスメ。近年、日本でもジェンダーを超えて楽しめるコスメブランドが数多く登場しているので、気になる人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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