海外で注目のキーワード「ハートリーフ」
カタツムリクリームやシカクリームなど、韓国発のスキンケア製品が海外で注目を集めることが増えるなか、新たに欧米で注目度が高まっているのが、韓国で人気のスキンケア成分「ハートリーフ」。
ハートリーフとは、日本では「ドクダミ」という名称で親しまれている植物のことで、アジア圏では古くから薬草として使われてきた歴史がある。数年前から韓国では、このハートリーフのエキスを配合したシートマスクや化粧水が人気を集めており、ここにきてそのトレンドが欧米にも飛び火。2021年には世界的なトレンドになると予想されている。
ハートリーフにはどんな働きがあるのか、海外の専門家が解説した。
ニキビや肌荒れを鎮静
ハートリーフの魅力は、なんといってもニキビや肌荒れに徹底的にアプローチする力を持っていること。
2010年にChonnam Medical Journalに掲載された研究結果では、ハートリーフが肌の炎症やニキビの緩和に一定の効果が期待できるというデータが示されている。そのカギとなるのが、ハートリーフが持つ優れた抗酸化作用と抗炎症作用。
ミズーリ州セントルイスの形成外科医であるミケーレ・クー医師は、「抗酸化作用と抗炎症作用の両方に優れたハートリーフをスキンケアに取り入れることで、ニキビや肌荒れを素早く鎮静できる」と米Purewowに説明。また、鎮静するためのケアだけでなく、ニキビや肌荒れを予防するために取り入れるのもオススメだと補足した。
ツヤ肌に近づける
もうひとつ嬉しいのが、ハートリーフにはツヤ肌に近づける働きもあること。
NY発のECサイト「Soko Glam」の創設者であり、フェイシャリストのシャーロット・チョーは、「ハートリーフには、肌にうるおいを与えてツヤ感をアップさせる多糖類がたっぷり含まれている」と米Popsugarに話し、すっぴんでもツヤのある肌になりたいなら取り入れてみるようアドバイスした。
ちなみに、肌に嬉しい働きがたくさんあるハートリーフだけれど、とても敏感な肌など一部の肌には合わないこともあるという。そのため取り入れる際には、事前にパッチテストをするのをお忘れなく。(フロントロウ編集部)