それぞれがソロとして活躍中の5人
2010年にイギリスのオーディション番組『Xファクター』にそれぞれ別々に出演していた、ゼイン・マリク、リアム・ペイン、ハリー・スタイルズ、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソンによって結成され、翌2011年にデビューしたスーパーグループ、ワン・ダイレクション。
2014年に行なったワールドツアーではおよそ350万人を動員し、ここ日本でも、2015年2月〜3月にかけて行なったジャパンツアーでおよそ20万人を動員するなど、世界中で旋風を巻き起こしていたさなか、2015年のジャパンツアー直後にゼイン・マリクが脱退。その後は4人で活動を続けたワン・ダイレクションは、2016年にグループとしての活動休止を発表。それからは、それぞれがソロとして活動している。
脱退したゼインを含む5人全員がソロとしてアルバムをデビューしており、日本時間3月15日に行なわれた第63回グラミー賞にて、ハリーが「Watermelon Sugar」で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞し、ワン・ダイレクションのメンバーとして初めてグラミー賞を受賞したことを筆頭に、全員がソロでも成功を収めている。
ゼインがお気に入りのメンバーを明かす
5人のソロ作品で誰の作品が好きかと訊かれれば、ファンでも回答に困ってしまうけれど、なんと、米ラジオ局Sirius XMの番組『Debatable』に出演したゼインが今回、“自分を1番手に据えた場合、ワン・ダイレクションの2番手にくるメンバーは誰だと思うか?”という質問に回答。
脱退以降、ワン・ダイレクションや他のメンバーについて滅多に語ってこなかったゼインだけれど、珍しくグループに関する質問に答えて、「比較することはできないと思うけどね」と前置きしつつ、「でも言うなれば、ナイルが僕のお気に入りだよ。それでどうだい? ナイルは最高の音楽を作ってる」と答え、強いて挙げればナイル・ホーランが作るソロ作品が好きだと告白した。
ナイルは2016年にワン・ダイレクションが活動休止となって以降、2017年にデビューアルバム『フリッカー』をリリースしたほか、2020年3月にはセカンドアルバムとなる最新作『ハートブレイク・ウェザー』をリリースしている。
続けて、インタビュアーからナイルは“自分よりも良い音楽を作っていると思う?”と訊かれると、「彼は僕よりも良い音楽を作っているよ」とゼイン。「ああ、僕はナイルのファンなんだ」と、ファンには嬉しい情報を明かした。
今年1月にサードアルバム『ノーバディ・イズ・リスニング』をリリースするなど、ソロとして順調にキャリアを歩んでいるゼインだけれど、グループを脱退してからも、メンバーたちの作品はチェックし続けていたよう。ちなみにナイルは、ゼインと恋人ジジ・ハディッドの間に第1子となるカイが誕生した際、「お祝いのメッセージを送った」ことを明かしている。(フロントロウ編集部)