イギリスでウーバータクシーを利用した男性のもとに、約9万円の請求が。一体なぜ?(フロントロウ編集部)

ウーバーはタクシーサービスも有名

 日本ではフードデリバリーサービスのウーバーイーツが有名なアメリカの企業Uber Technologies, Inc.だけれど、アメリカやイギリスなどでは、ライドシェアサービスも広く利用されている。アプリを使って気軽に配車をリクエストできるので、ちょっとした移動に利用する人も多い。

 イギリス中部の都市コヴェントリーに住む1人の男性も、ある日、家族や友人と一緒に移動のためにウーバーでタクシーを頼んだそう。しかし彼が翌朝起きて気がついた請求金額が、話題となっている。

 その額なんと、606ポンド(約9万円)!

 もちろんこれは、彼にとっては予期せぬ事態。彼が英BirminghamLiveに話したところによると、この日、彼と彼の婚約者、彼の兄、そしてもう1人の友人は音楽フェスを楽しんだあとにバーへ移動。その途中で兄が降りる場所へ寄ったものの、その距離は10.4マイルで、通常であれば30分程度の移動時間だという。

画像: ウーバーはタクシーサービスも有名

予期せぬ請求額の真相とは

 しかし彼がウーバーのアプリを確認したところ、なんと、タクシーはコヴェントリーからイギリス南東部の首都ロンドンへ移動し、さらにその後、コヴェントリーよりさらに北にある町ヌニートンへ行っていたという。

 その移動距離、243.75マイル。そして移動時間、4時間42分。

 その結果、請求金額が606ポンドになったという。このことに気がついた彼は、タクシーを降りたバーから監視カメラの映像をもらい、自分たちがバーにいたことを証明したうえでウーバーに問い合わせたそう。

 しかしウーバー側によると、アカウントが他のデバイスから不正にアクセスされたことは確認できなかったという。さらに、運転手に連絡を取ったところ、車には彼以外にも乗客がおり、複数の目的地をリクエストされたと話しているとした。

 そしてウーバーは、彼の問い合わせに対して、「他の誰かがあなたのリクエストを取った可能性があることを残念に思います。しかしながら、すべての利用者は自分のアカウントのアクティビティに責任があります」と答え、この移動は正当なものだったとし、請求料金を変更したり、返金したりといった対応はできないとした。(フロントロウ編集部)

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