今年4月、約1年ぶりにゲストを迎える、米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドは再オープンでどう変わる?ミッキーマウスをはじめとするキャラクターとの触れ合い禁止で交流方法に大きな変化が。(フロントロウ編集部)

コロナ禍でキャラクターとの交流方法が変わる

 現地時間4月30日、約1年ぶりに再オープンすることが決まった米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド。フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)は臨時休園から約4ヵ月ぶりに営業を再開することができたが、アナハイムのディズニーランドは営業再開の許可がなかなか下りず、1年以上、閉鎖されたままだった。

 コロナ禍ということもあり、当面のあいだは入園できるのはカリフォルニア州の在住者のみで、ディズニーワールド同様、入園前の体温チェックや、園内でのマスク着用とソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保を義務付けるなど、徹底した新型コロナウイルス感染予防策を実施する。

 再オープン後はキャラクターとの距離感にも変化が。ひと足先に再開したディズニーワールドでは、コロナ予防のため、キャラクターによる出迎えやミート&グリートの場での触れ合いが禁止となっているが、そのかわりこれまで現れなかった場所にミッキーマウスやミニーハウスが姿を見せるなど、従来とは違った方法でキャラクターの存在を身近に感じられる策が取られている。

画像: ミニーマウスとぴったり寄り添ってツーショット写真を撮影するモデルのハイディ・クルム。

ミニーマウスとぴったり寄り添ってツーショット写真を撮影するモデルのハイディ・クルム。

 それはこれから再オープンするディズニーランドも同じようで、ディズニーランドの公式ブログ「Disney Parks Blog」にはこう書かれている。

 「愛するキャラクターたちは、物理的な距離感を意識しながら、新しい方法で時には思いがけない場所に現れます。ディズニーランドでは、ミッキーマウスとミニーマウスが駅から手を振っていたり、ムーランなどのディズニープリンセスがロイヤルシアターに登場し、自撮りするゲストに手を振ったり、距離を置いてポーズをとったりします」(※Disney Parks Blogより一部抜粋)

 ハグをしたり、肩を組んだりすることはできないけれど、“園のどこかにキャラクターがサプライズ登場する”という方法でゲストを満足させるなんて、さすがディズニー。

 ちなみに、ディズニーランドを含むカリフォルニア州のテーマパークを統括するCAPAが発表したガイドラインに、「叫ぶことを控えるように」と書かれていたことから、再オープン後、絶叫系ライドの醍醐味である“絶叫”ができなくなる可能性が報じられたが、ディズニーランドはアトラクションでもマスク着用を義務づけているうえに、すでにディズニーワールドでコロナ対策を成功させている実績もあるので、「叫ぶの禁止」というルールが適用されることはないだろうと言われている。(フロントロウ編集部)

※記事内の写真はすべてイメージです。

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