キアヌ・リーブス映画『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ監督が、ソニー・ピクチャーズとプレイステーション・プロダクションズと共同で、人気ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』を映画化することが決定した。(フロントロウ編集部)

人気ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』が映画化

 ゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』は、鎌倉時代に発生した元寇(げんこう)をテーマにした海外ゲーム。制作をしたのは、『インファマス』シリーズなどで知られるSucker Punch Productions。

 本作は、現在は長崎県に所属する対馬国を舞台に、武士が大陸から攻まりくるモンゴル兵士に立ち向かうアクションゲーム。随所に日本へのリスペクトが感じられる表現が詰まっており、映画『羅生門』や『七人の侍』などで知られる黒澤明監督にオマージュを捧げた「黒澤モード」というゲームモードも存在する。

 そんな本作が、なんとあのキアヌ・リーブスが主演のアクション大作『ジョン・ウィック』を生んだチャド・スタエルスキ監督が映画化。ソニー・ピクチャーズとプレイステーション・プロダクションズと共同で、現在制作を進めているという。

 プレイステーション・プロダクションズの責任者であるアサド・キズィルバシュは「チャドと87Eleven Entertainment(※)と提携して、彼らの描く(ゲームの主人公)仁のストーリーを大画面に映し出せることをうれしく思います。我々のゲームに情熱を持っているチャドのようなクリエイティブ・パートナーと一緒に仕事をすることで、ファンや新たな視聴者を興奮させるような豊かな作品を作ることができます」と声明を出している。

※チャド・スタエルスキの映画制作会社。

ゲームの映像化が人気

 『ゴースト・オブ・ツシマ』は、発売から最初の3日間で240万台以上を売り上げる超ビッグタイトルで、ゲームアワード2020ではゲームオブザイヤー、ベストゲームディレクションなどを含む数々の賞にノミネートされた。

 主人公である境井仁役を務めたのは、日系アメリカ人のダイスケ・ツジ。また、メインキャストは全てアジア系の俳優が抜擢されている。

 ここ数年、人気ゲームの映像化が非常に活発で、『ゴースト・オブ・ツシマ』の他にも、ゲームオブザイヤーを獲得した『ラスト・オブ・アス』がHBOでドラマ化、アドベンチャーシリーズの『アンチャーテッド』がトム・ホランドを主人公に迎え映画化、米アマゾン・スタジオが世紀末を舞台にしたゲーム『フォールアウト』をドラマ化するなど、様々なタイトルの映像化が進められている。(フロントロウ編集部)

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