ダヴ・キャメロンが4月2日にリリースする新曲「Lazy Baby(レイジー・ベイビー)」について、昨年経験したトーマス・ドハーティとの破局を乗り越えるために書いた曲だと明かした。(フロントロウ編集部)

ソングライティングについて語ったダヴ・キャメロン

 4月2日に待望の新曲「Lazy Baby(レイジー・ベイビー)」をリリースする予定のダヴ・キャメロンが、自身のYouTubeチャンネルに「Synchronicity」と題したインタビュー動画を投稿。そのなかで、楽曲制作をする時に心掛けていることなどについて語った。

画像: ソングライティングについて語ったダヴ・キャメロン

 ディズニー・チャンネルの『うわさのツインズ リブとマディ』や『ディセンダント』シリーズをきっかけにブレイクしたダヴは以前、ソロになってからは比較的ダークな曲を歌ってきた理由について、「ダークで、雰囲気のある音楽をリリースしているのは、意識してやっていることなの」とした上で、「だからと言って、それで何かと決別しているわけではなくて、これこそがいつもの私なの」と、楽曲で表現している自分こそが本来の自分自身だとApple Musicに語っていたけれど、今では、「悲しい曲」はあまり書きたくないと感じているという。

 インタビュー動画のなかで、ダヴは「私が創ろうとしている音楽は、力強く、フェミニンで、解放的でありながら、自分が通ってきた場所から生まれたようなものになっていると思う」と、楽曲には自分自身の経験を反映しているとしつつも、「奇妙なことに、私は人生のはじめの頃に多くの悲劇を経験したから、悲しい曲はあまり好きではないの。地球上で自分に残されている時間が限られているということを自覚するようになって、その時間を楽しく過ごしたいと思うようになった」と明かしている。

 15歳だった時に父親を自殺で亡くす経験などをしたダヴは、「もう十分痛みは経験したから、それについての曲は書きたくないの。そういう時期は既に経験したからね。私はむしろ、これからの自分のことや、ツラい時期の中でも持つことができる、信じられないくらいの前向きな気持ちについての曲を書きたいと思う」と続け、痛みのような暗い感情ではなく、そうした状況でも前向きになれるような曲を書くことを目指していると語った。

 一方で、それでも自身の楽曲がダークな雰囲気を持っている理由については、「私は反対の要素も持っているようなものを集めているから、たとえハッピーな曲を書いたとしても、暗い部分に根差したものになっているの」と説明した。

新曲「Lazy Baby」は失恋を乗り越えるための曲

 昨年10月、およそ4年にわたって交際していたトーマス・ドハーティとの破局を迎えたダヴ。インタビュー動画のなかで、ダヴはこの破局にも触れており、「私はあらゆることを試したけど、音楽が一番自分に力をくれる。破局についても、同じようになることは分かっていたの。破局についての曲を書かないとっていうことはね」と語り、破局をテーマにした楽曲を書く必要性を感じていたと告白した。

画像: 新曲「Lazy Baby」は失恋を乗り越えるための曲

 「個人的に受け入れるだけでなく、アーティストとしても消化する必要があると感じてた。これまでの自分と、前に進もうとしている今の自分を隔てる線のようなものを創らないとって思ったの」とダヴ。

 「私に必要だったのは、もう一度元気づけてくれて、この窪みのような場所から抜け出るための、メンタルヘルスの冒険を手助けしてくれるようなもの。窪みにいる時に感じていたのは、朝に起こしてくれて、洗濯をする気にさせてくれる曲を創る必要があるということ。朝に起こしてくれて、ストレッチや朝食に気を向けてくれて、もう絶望のなかで倒れることはないって思わせてくれるような曲をね。『Lazy Baby』は、私にとってのそういう曲だった」と続けて語り、新曲「Lazy Baby」は自身にとって失恋を乗り越える力を与えてくれる曲だと明かした。

 ダヴのインタビュー動画はこちら。

(フロントロウ編集部)

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