トム・ヒドルストンが19世紀イギリスの牧師に
サラ・ペリーによる2016年の小説『The Essex Serpent(ザ・エセックス・サーペント)』を原作としたApple TV+のドラマシリーズは、主人公のコーラにクレア・デインズを、コーラと親しくなるウィリアムにトム・ヒドルストンを起用した。
物語の舞台は19世紀後半のイギリス。知性あふれるコーラは、暴力的な夫が死去したことで自由の身となり、ロンドンから、エセックスの海岸の街を訪れる。しかしその時、街では、300年ぶりに伝説のエセックス・サーペントが戻り、人を殺したというウワサが。科学を信じるコーラは、その生物は未発見の新たな生物だと考え、思いを膨らませる。そんな時、コーラは街の牧師ウィリアムに出会う。彼もまた、ウワサには懐疑的だったものの、それはモラルの崩壊によって起こったもので、信仰への挑戦だと考えた。正反対の2人の関係は、2人の運命を予想もしない方へ運んでいく…。
様々な要素を含む本作の撮影は、現在イギリスで進められている。そして先日、自然豊かなロケーションの中で、トムとクレアが撮影に臨んだ。
トム・ヒドルストン、崖の上で演技をこなす
この日の撮影では、崖の上に立つクレアを、後ろからトムが抱きかかえる様子が。とはいってもロマンチックな雰囲気はなく、どのようなシーンなのか気になるところ。同日別時刻には、街の人々と思われる集団の中からクレアが走って行くところが目撃されており、関連があるのだろうか。
そしてトムも、崖の上に1人で立つ姿が。シーンの内容は不明だけれど、静止画の写真では、そのポーズや大胆に風に舞う髪の毛から、なんだか踊っているようにも見える。はたまた、崖から落ちそうになって体勢を整えた、足元に何かを見つけて驚いた、などと予想することも可能かもしれない。
トムは、ここ数年MCU映画やドラマにロキ役で出演しているため、マーベル俳優の印象も強くなってきたけれど、過去には多くのシェイクスピア劇にも出演してきた。そんな彼が久しぶりに時代モノのドラマに出演することは、期待大。
コーラ役には当初、キーラ・ナイトレイが決定していたけれど、パンデックの影響でクレアとなった。クレアとトムがどのような相性を見せてくれるのかも楽しみ。(フロントロウ編集部)