アメリカで、ゴミ箱の中に男性を発見。警察の報告文が不真面目でおもしろい?(フロントロウ編集部)

警察が捕まった男をチャカす

 オクラホマ州ガーフィールド郡イーニドの警察は3月中旬の日曜日深夜、月曜日早朝4時45分に、1軒のマクドナルドに向かった。というのも、そこに停められたゴミ収集車のゴミ箱の中になぜか男性がおり、出られなくなっていたから。

 「月曜日ってもんだよね」

 警察もこの手の通報には慣れたものなのか、フェイスブックでの報告をそんな言葉で始めた。車の運転手によると、男性ははしごを使ってゴミ箱によじ登って中に飛び込んだそうで、警察が確認したところ、予想通りベロベロに酔っぱらっていたそう。自分が誰なのかも、なぜそんなことをしたのかも答えられない男性は、もちろん自力で外に出てくることは出来ない。

画像: 警察が捕まった男をチャカす

 また、ゴミ収集車の後ろのゴミ箱はいっぱいになっており、開けようとすれば男性を危険にさらすことになる。そのため、今度はわざわざ消防が出動。はしごをかけて男性を外に出したそうだけれど、その時には、なんと高所作業車まで配置されていたそう。男性は無事に救出されたけれど、公然酩酊罪と公務執行妨害で拘置所行きに。さらにその後、靴下の中からマリファナが発見されたことで、拘置所に密売品を持ち込んだ罪も追加されたという。 

 はた迷惑な男の行動だけれど、意外にも警察にはまだ余裕があるよう。この報告の最後に、こんなユーモアを忍ばせ、地域住民を笑わせることに。

 「これって、トラッシュされすぎることについての学びのレッスンだね」

 英語の“トラッシュ/Trash”には、ゴミという意味もあるけれど、“get trashed”とすると酔っぱらうという意味にもなる。つまり警察は、ゴミと酔っぱらうことをかけたジョークを報告の最後に言い放ったというわけ。

 じつはイーニド警察はユーモアのある文章で知られており、今回の“報告”にも「この人たちはいつも笑わせてくる」といったコメントが寄せられていた。

アメリカの警察はジョーク好き?

 イーニド警察の前には、オレゴン州にあるニューポート警察がそのユーモアで話題となったことがある。それは、2020年の3月中旬のこと。

 そう、新型コロナウイルスの脅威が世界中に広がったこの時期には、世界各地でトイレットペーパーなどの“パニック買い”が起こった。それによって、逆に自宅からトイレットペーパーが無くなってしまい、手に入れることもできないという状況に陥った人が警察に電話するというまさかの事態も起こることに。

 ニューポート警察にとってかなり迷惑だったのか、警察はフェイスブックで過去の人々がトイレットペーパーの代わりに何を使っていたのかをレクチャーする公開説教文を投稿したけれど、その各所にユーモアが込められており、注目を集めることとなった。(フロントロウ編集部)

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