『クルエラ』と『ジョーカー』は似ている? そんな声をエマ・ストーンが否定し、『クルエラ』の特徴を明かした。(フロントロウ編集部)

ディズニーヴィラン、クルエラの実写版映画

 ディズニーによる名作アニメーション『101匹わんちゃん』で、犬たちに引けを取らない存在感を放った人間のクルエラ・ド・ヴィルの若かりし頃を描いたディズニー実写版『クルエラ』が、2021年5月28日に劇場公開&ディズニープラスのプレミアアクセスで配信開始。

 エマ・ストーンがクルエラを演じ、これまでのクルエラのイメージに新たなエッセンスを加えることに成功した本作の予告編では、「私は生まれつき最高で…最悪」と語るクルエラの不敵な笑みも映し出され、ディズニーヴィランであるクルエラのオリジンを感じさせる。

 また、エマのほかの出演者として、大御所俳優エマ・トンプソンやマーク・ストロングもおり、『クルエラ』の名にふさわしい個性溢れるキャラクターたちが共演する。

『クルエラ』と『ジョーカー』は似ていない!

 そんな『クルエラ』の予告編が公開された時、ある別の映画作品もふたたび注目を集めたことをご存知だろうか。

 イギリスのコメディアンであるマシュー・ハイトンは、『クルエラ』の予告編に、2019年に公開されたホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』の音声をミックス。するとこれが、想像以上にマッチ! 

 悪者キャラクターのオリジンの物語ということや、そのダークな雰囲気からも、『クルエラ』と『ジョーカー』が似ていると考えるファンは多かった。

 しかし、予告編以外の作品の内容も知るエマからすれば、この2つの作品はまったく似ていないという。英Total Filmのインタビューで、ファンの間では『クルエラ』と『ジョーカー』が似ているとする声があることについて聞かれた彼女は、こう答えた。

 「『ジョーカー』とは様々な点で非常に違う(笑)。(『ジョーカー』の主演)ホアキン・フェニックスと自分を比べたことはみじんもない」

画像: 『クルエラ』と『ジョーカー』は似ていない!

 エマが笑いながら答えるほどに、2つの作品は似ていないよう。さらにエマは、「自分がもっと彼っぽかったら良かったかな」と冗談を言い、場を和ませた。

 また、『クルエラ』のクレイグ・ガレスピー監督も、エマの意見に同意。「コメディタッチにするためのおもしろいジョークやリズムが多くあるし、それは『ジョーカー』とは違う」と明かした。

 とはいえ、クルエラの破天荒な姿が描かれる本作は、単純にコメディな作品に仕上がっているわけでもない。エマは過去に、作品について「トリップするような感じだよ。ワイルドだよね」と語り、撮影中には、「これはクレイジーだな」と繰り返し思っていたことを明かしている

 ディズニーによる『クルエラ』は、2021年5月28日に劇場公開&ディズニープラスのプレミアアクセスで配信開始。(フロントロウ編集部)

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