大ヒットを記録中の『ゴジラ VS コング』
映画『GODZILLA ゴジラ』、『キングコング:髑髏島の巨神』、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続くモンスターバースシリーズの4作目である『ゴジラ VS コング』が、海外の国々で順次公開スタートとなっている。
真実の居場所を見つけるために旅していたキングコングと彼のプロテクターたち。そしてそこには、キングコングとの間にユニークで強い絆を築いている孤児のジアの姿もあった。しかし彼らの前に、強い怒りに燃えるゴジラが現れる。見えない力によって駆り立てられた2大怪獣たちの戦いは、地球の地下深くに眠る謎の始まりにすぎない…。
ついに最強モンスターたちの頂上決戦が描かれるとあって、『ゴジラvsコング』のオープニング成績は桁外れの数字を記録。アメリカ以外でのインターナショナル興行成績が1億2,310万ドル(約135億円)となり、コロナ禍に公開された映画の中で断トツの1位となった。
ゴジラとコング、キスしちゃえば良いのに!
ゴジラとキングコングは、キャラクターとしての人気が非常に高いのはご存じのとおりで、モンスターバースシリーズや特撮などのプロの作品以外にも、ファンが制作した様々なジャンルの作品は多い。
そのこともありファンからは、ゴジラとコングがキスすれば良いのでは?といったコメントがあがることも多い。そこで米Colliderは各キャストのインタビューで、「この質問はジョークなんだけど」と前置きしたうえで、なぜゴジラとコングはキスしないのかという質問をぶつけた。もちろんその質問を聞いたキャストたちは大笑い。しかしその後の回答に、センスが冴えてる…!
ジョシュ役のジュリアン・デニソンは、若者らしい発想で質問に回答。
「ゴジラとコングは身長が違うから、すごく気まずいんじゃないかな。キングコングはリンゴの箱の上に立たないとだよ。あと、ゴジラは前の手でお触りしちゃいそう」
しかしそれを聞いていたマディソン役のミリー・ボビー・ブラウンは、その理由に納得がいかなかったようで、こう答えた。
「私はそうしたくないな、ジュリアン。違うと思う。コングはなんかさ…。(自分の髪の毛を触りながら)“ちょっと待って”っていうような感じじゃない(笑)」
また、ネイサン役のアレクサンダー・スカルスガルドは、まさかの超ロング回答。作品づくりにおいて、いがみ合う2人のキスシーンはとても意味のあるものだとし、そのシーンを盛り上げるためには、それまでに2人の対立をじっくり描くことが重要だと語った。しかし最後には、ユーモアを交えてこんな答えを導き出した。
「つまり僕が言いたいのは、この作品は2時間をかけてゴジラとコングの戦いを描き、そして続編はラブストーリーになるってこと」
ウォルター役のデミアン・ビチルは、ゴジラとコングを俳優に例えたジョークで回答した。
「(キスシーンは)脚本にあったんだけど、ゴジラとコングのエージェントがそれに文句を言ったから、それで終わってしまったんだ」
まさかのおもしろ質問を突然投げかけられても、ユーモアを交えた答えがすぐに浮かんでくるとは、さすがハリウッドスター。
ゴジラとコングはキスしないけれど、世紀の戦いが見られる『ゴジラ VS コング』は、日本では5月14日に公開される。(フロントロウ編集部)