ケンタッキーフライドチキンが、コロナ禍では“不適切”という理由で一時的に使用を休止すると発表した「宣伝文句」をしれっと復活させていたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

KFCファンにおなじみの宣伝文句が帰ってきた!

 昨年、ケンタッキーフライドチキン(以下KFC)が、英語圏の店舗で約64年間にわたって使われてきた「It’s Finger Licking’ Good(イッツ・フィンガー・リッキン・グッド)」という、日本でも有名なキャッチフレーズの使用を一時的に休止すると発表したことをフロントロウでもお伝えしたが、約1年ぶりにしれっと復活していたことがわかった。

 「手についた油を舐めてしまいたくなるほど美味しい」という意味のこの宣伝文句は、長いあいだKFCファンに親しまれてきたが、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響でこまめな手洗いや除菌が推奨される今の時代には「衛生的ではない」、「適していない」と世間からのクレームの対象に。

 そういった声を受けて、アメリカのKFCは昨年3月からこのキャッチフレーズの使用を自粛。ただし、廃止ではなくあくまで休止であって、KFCは「“その時”が来たらまた使用する」としていた。

 日本だけでなく、アメリカでも依然として新型コロナウイルスの新規感染者数は増加傾向にあるが、外出時のマスク着用が当たり前になり、withコロナ(コロナとの共存)が定着してきたこともあって、人々の生活も可能な範囲で元に戻りつつある。とはいえ、KFCの言う“その時”にはまだ少し早い気もするが、先日、テレビで放送されたCMで「It’s Finger Licking’ Good」のフレーズが約1年ぶりにカムバック。

 KFCの創業者であり広報担当のカーネル・サンダースに扮した俳優が、新商品のケンタッキーフライドチキンサンドイッチ(Kentucky Fried Chicken Sandwich)を紹介する約15秒のCMのラスト1秒にご注目。ほんの一瞬ではあるものの、「It’s Finger Licking’ Good」の文字が。

画像: ©︎KFC

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 ちなみに、「新しいケンタッキーフライドチキンサンドイッチを作る際に、ハンバーガーショップがフライドチキンを販売することをどう思うかと聞かれました。私は、フライドチキンを作ることが彼らに関係ないのと同じように、それは私には関係のないことだと言いました」というセリフが出てくるこちらのCMは、つい最近、チキンサンドイッチを新発売したマクドナルドを揶揄する内容になっている。(フロントロウ編集部)

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