音楽マネージャーのスクーター・ブラウンが代表を務める、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデらが所属するイサカ・ホールディングスが、BTSらが所属するHYBE社に売却されたことが発表された。(フロントロウ編集部)

イサカ・ホールディングスをHYBE社に売却

 米現地時間4月2日、スクーター・ブラウンが経営するイサカ・ホールディングスを、BTSらが所属するHYBE(ハイブ)社が買収したことが発表された。米Deadlineなどの報道によれば、以前はBig Hit Entertainment(ビッグ・ヒット・エンターテインメント)という社名で知られていたHYBEが、約1,100億円(10億ドル)でイサカ・ホールディングスの株式の100%を買収。イサカ・ホールディングスが所有するマネージメント会社のSBプロジェクトや、テイラー・スウィフトとの原盤権騒動で話題になったビッグマシン・レコードなどがHYBEの傘下になるという。

画像1: イサカ・ホールディングスをHYBE社に売却

 これにより、イサカ・ホールディングスに所属しているジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、デミ・ロヴァート、J.バルヴィン、カーリー・レイ・ジェプセン、デヴィッド・ゲッタ、クエヴォといったアーティストが、BTSやTXT、SEVENTEEN、ENHYPENらが所属するHYBEに合流することとなる。スクーターはHYBE社の取締役に就任し、ビッグマシン・レコードのCEOを務めるスコット・ボーチェッタ氏は留任するという。

 今回の合併によって、「両社の関係性をさらに強化するため、両社のアーティストがHYBEの増資に参加していく」と声明では述べられている。

 スクーターは合併にあたって次のように述べている。「これにより、HYBEの画期的なシステムや情報収集力が、初めてアーティストのキャリア開始時からアメリカの市場に統合されることになります。加えて、既にこれまで仕事をしてきたアーティストが今後もキャリアを築いていく上でも助けになるでしょう。このパートナーシップにより、アーティストたちに与えられるグローバルな機会が急激に増えることになります」。

 また、HYBEの代表を務めるパン・シヒョク氏は次のように述べている。「HYBEとイサカ・ホールディングスによる必然的な合流は、誰も想像できなかった新たな冒険が始まることを示しています。両社は、成功やノウハウ、専門知識についての積み上げてきた実績を活用して綿密に協力し合い、相乗効果を生み出しながら、国境を越え、文化の壁を打ち破っていきます。HYBEとイサカ・ホールディングスの無限の可能性や、このパートナーシップが音楽業界で確立していく新たなパラダイムにご期待ください」。

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 ジャスティンが2020年5月にアリアナとのコラボ曲「Stuck With U」をリリースしたり、デミ・ロヴァートが先週4月2日にリリースした最新アルバム『ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル…ザ・アート・オブ・スターティング・オーバー』に収録の「Met Him Last Night」でアリアナとコラボしていたりと、スクーターがマネージメントを手がけるアーティスト同士はたびたびコラボしてきた。HYBEとの合併が発表されたことで、今後、ジャスティンやアリアナとBTSのコラボといった豪華なコラボが実現する可能性もありそう。(フロントロウ編集部)

 

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