男子大学バスケットボール界の有名指導者だったものの、カッとなる性格のせいで全米大学体育協会NCAAから追放された鬼コーチ。そんな彼が評判回復のためにコーチすることになったのが、未来のCEOがゴロゴロいるエリート女子校のバスケチーム。スポ根一直線なX世代と、体育会系の精神はもはや過去の遺産だと考えるZ世代が絆を深めた時、一体どのような化学反応が起こるのか?

スポ根鬼コーチとエリート女子高生の物語

 ジョン・ステイモスが鬼コーチのマーヴィン・コーン役で主演を務めるディズニープラスのオリジナルドラマ『ビッグショット!』では、古い世代と新しい世代がお互いの異なる考えから良い影響を与い合えた時に生まれる大きなパワーが見られる。

画像1: スポ根鬼コーチとエリート女子高生の物語

 着任早々、“相手に尊敬して欲しいなら相手を尊敬するべき”と、コーチの言葉は絶対という体育会系の掟を全否定されるマーヴィン。さらに、スタミナが足りないから減量を求めたらファット・シェイミング(体重批判)だと指摘され、強く笛を吹いたらトラウマのトリガーになるから控えてと言われ…、あちこちに潜むジェネレーションギャップに言葉を失うマーヴィン。まさに水と油のような両者だけれど、一緒に過ごすことでマーヴィンはより柔軟になっていき、学生たちは情熱や自信を拡大させと、相手がもつ違う部分を吸収し成長していく。

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 エピソードごとに各キャラのストーリーを丁寧に描いているところも本作の魅力。“セカンドチャンス(再起)”がテーマになっている本作でやり直しを必要としているのは、NCAAから追放されたマーヴィンだけではない。スタープレーヤーであるルイーズや、マーヴィンの娘エマ、ストレートな物言いで目立つデスティニー、空回りしやすいマウスなど、マーヴィンの周囲にいる人たちの物語を通して、自分自身と向き合って少しの変化を起こすことで新しい始まりが生まれることもあるのだと気づかされる。

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 ジョン・ステイモスは本作で鬼コーチのマーヴィンに扮するために、いつもの明るいイケメンキャラを封印。つねに額に深いシワが入っているようなストイックな鬼コーチを見事に演じているのだけれど、一方で、生徒と心を通わせる時に変わる表情にギャップ萌えする人は多いはず。劇中ではそんな彼と、アシスタントコーチのホリーの関係にも注目。ホリーを演じるのは、ジョンとはドラマ『glee/グリー』仲間であるジェサリン・ギルシグ。女子チームのメンバーからは、ルイーズ役のネル・ヴェルラークに注目。演技経験はまだ浅い新人ながらも、花形選手としての魅力を輝かせている。

 ドラマ『アリー・myラブ』や『ビッグ・リトル・ライズ』をヒットさせたデビッド・E・ケリー製作のドラマらしく、ロックからポップまで、音楽での盛り上げにも余念がない『ビッグショット!』。フィールグッドなドラマを見たい人にはおすすめの本作は4月23日(金)よりディズニープラスで配信スタート。(フロントロウ編集部)

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