話題作への出演が続く超売れっ子俳優のドウェイン・ジョンソンが、自身の半生を描くドラマ『ヤング・ロック(原題:Young Rock)』でうつ病に苦しんだ過去の自分を振り返ると同時に、ドラマを通じて力強いメッセージを伝えた。(フロントロウ編集部)

『ヤング・ロック』でうつ病との闘いが描かれる

 プロレスラーから俳優へと華麗なる転身を遂げ、米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」で2019年に続き2020年も堂々の1位に輝いたドウェイン・ジョンソンの半生をコメディタッチで描くドラマ『ヤング・ロック(原題:Young Rock)』で、若き日のドウェインが抱えていたメンタルヘルスの問題やうつ病との闘いが描かれていることがわかった。

画像: 『ヤング・ロック』でうつ病との闘いが描かれる

 プロレスラーになる前、プロのフットボール選手になることを夢見ていたドウェインは、マイアミ大学の新しいスターになることが確実視されていたが、練習中に肩の靭帯を切ってしまい、シーズンが始まる前からシーズンが終わるまでベンチで過ごすことに。この怪我が原因で夢を絶たれたドウェインは、数ヵ月間にわたってうつ病に苦しんだ。

 劇中で苦しむドウェイン(演:ウリ・ラトゥケフ)を見て、ドウェインの父でソウルマンの異名を持つプロレスラーのロッキー・ジョンソン(演:ジョセフ・リー・アンダーソン)は、「お前の頭の中で聞こえる声は“恐怖”だ。(恐怖は)自分を疑心暗鬼にして、自信を奪おうとする。でも、それを許しちゃいけない。それを打ち消して、前に進むしかないんだ」とアドバイスをおくる。

 その後、現在(※ドラマの設定では2032年)のドウェインがインタビューを受けている映像に切り替わると、ドウェインは視聴者に向けてこう語った。

 「私の父は私がひとりではないことを教えてくれました。もし、あなたが今何かを乗り越えようとしていて、悩んでいること、落ち込んでいることがあるとしたら、あなたはひとりではないし、助けを求めてもいいのです。助けを求めることは弱さではありません。助けを求めることは、実は私たちのスーパーパワーなのです」

 15歳で住んでいた家を追い出され、行き場のない“怒り”をどこにぶつければよいのかわからず、悪の道に足を踏み入れかけたこともある苦労人として知られるドウェイン。その後もアメフト選手になる夢をあきらめざるを得なくなるど、苦難が続くも、プロレスラーとしてWWEデビューを果たしたところから人生が次第に上向きに。実際に辛い経験をして、それを乗り越えたドウェインだからこそ、彼の言葉には説得力がある。(フロントロウ編集部)

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