ハイトーンカラーの色落ちを防ぐ「紫シャンプー」には、その働きを最大限に発揮させる使い方のコツがあるという。ヘアのプロが教える効果的な使い方をチェック。(フロントロウ編集部)

プロが教える紫シャンプーを使うときのコツ

 パステルカラーやブロンド、シルバーなどブリーチをしてつくる透明感のあるヘアカラーが人気を集めているけれど、気になるのが色落ちや黄ばみ。そんな悩みを解消するアイテムといえば、通称ムラシャンとも呼ばれる「紫シャンプー」。

画像: プロが教える紫シャンプーを使うときのコツ

 紫シャンプーとは、紫の色素が配合されたシャンプーのことで、ハイトーンカラーが色落ちするのを防いだり黄ばみを抑えたりして、カラーを長持ちさせてくれるアイテム。そんな紫シャンプーは、使い方によってはヘアカラーをくすませるおそれもあるため、効果を十分に発揮させるには、使い方のコツを知ることが大事だという。

週に1回程度使うのがベスト

 ヘアカラーの色落ちを防げるとなれば、毎日でも使いたくなるけれど、じつは頻繁に使いすぎるのはNGだという。

 ロンドンを拠点に活動するカラーリストのアネリーゼ・ヘッセは、「紫シャンプーは、黄ばみを抑える効果があるものの、毎日のように使うとカラーが暗くくすんでしまうことがある」と英Get the glossで説明。使用するのは、週に1度程度にとどめるのがベストだと話した。

画像: 週に1回程度使うのがベスト

色の明るさによって放置時間を決める

 紫シャンプーの効果を最大限に発揮するには、洗い流すまでの放置時間も重要。この放置時間は、ハイトーンの明るさによって適切な時間が異なるよう。

 ロレアル プロフェッショナルのエディトリアル・アンバサダーを務めるアダム・リードは、「明るいハイトーンカラーであればあるほど、放置時間を長くしたほうがいい」と話し、暖色に近いブロンドの場合は1〜3分、ニュートラルなブロンドの場合は3〜5分、寒色に近いブロンドの場合は10分ほど放置するようアドバイス。必要以上に長く放置するのもかえって髪色をくすませてしまうことにつながるため、時間が長ければよいということではないので要注意が必要。

画像: 色の明るさによって放置時間を決める

髪に大きなトラブルがないときに使って

 紫シャンプーは、ヘアカラーを長持ちさせる効果がある一方で、髪のダメージや乾燥にアプローチする効果は通常のシャンプーには劣るもの。そのため、紫シャンプーを使うのは髪に目立つトラブルがないタイミングにするのが理想的。米国発のヘアケアブランドであるピュアオロジー(Pureology)のマネージャーを務めるジミー・グリーンは、「極端に髪がパサついているときなどには、ケア効果の高いシャンプーを使うようにして」と勧めた。

 またダメージやパサつきがひどいときには、紫シャンプーの色素が過剰に髪に浸透しやすく、カラーがくすんでしまうこともあるそう。ヘアカラーをキレイにキープするためにも、髪のコンディションがよいときに取り入れてみて。

画像: 髪に大きなトラブルがないときに使って

髪を染める1週間前からは使わない

 プロによると、ヘアカラーをする直前に紫シャンプーを使うのは避けたほうがいいという。

 その理由についてジミーは、「紫シャンプーの効果が残っている状態で髪を染めると、本来のカラーがうまく入らないことがある」と話し、染める1週間前以降からは控えるようアドバイス。また、サロンに行く場合は、定期的に紫シャンプーを使っていることを担当のカラーリストに伝えることも大事なのだとか。

 使い方によっては、裏目に出てしまうこともあるという紫シャンプー。取り入れるときは、プロのアドバイスを参考にしてみて。(フロントロウ編集部)

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