見た目年齢を大きく左右する「シワ」。実は、加齢だけではなく、紫外線や乾燥などさまざまな原因があるという。シワの違いとそれぞれに適したスキンケア方法を海外の専門家たちが紹介。(フロントロウ編集部)

シワの原因は「加齢」だけじゃない?

 鏡を見たときに、ふと気になる目尻のシワやほうれい線。実年齢よりも上に見えたり、少し疲れた印象に見えたりすることもあるため、すぐエイジングケアしなければ!と思いがちだけれど、必ずしも「加齢」だけが原因ではないと専門家たちは言う。

画像: シワの原因は「加齢」だけじゃない?

 皮膚科専門医のデンディ・エンゲルマン医師は「私たちが老化した肌と連想するサイン(小ジワ、ほうれい線、肌のくすみ、毛穴)の多くは、肌が乾燥しているときにより多く見られる」と米The Zoe Reportsで説明。肌の水分が不足するだけで、若々しい印象を支える「ツヤ」や「ハリ」が失われてしまうため、つい肌の老化だと勘違いしやすいのだとか。

「加齢」と「乾燥」によるシワの違い

 エンゲルマン医師によると、シワの違いを見分けるポイントは、主に2つあるという。

 1つめは、水で濡らしたときにシワが消えるか否か。水で濡らした途端にシワが目立たなく場合は乾燥が原因。乾燥によるシワは、一時的なものが多いため、こまめに水分補給をし、ヒアルロン酸などの保湿力の高い成分を含むスキンケア製品で、保湿ケアを徹底することから始めるべきだとエンゲルマン医師は言う。

画像1: 「加齢」と「乾燥」によるシワの違い

 一方で、水で濡らしても消えない場合は、加齢によるシワである可能性が高い。その場合は、水分補給だけでは改善されないため、常に日焼け止めを塗って紫外線ダメージから肌を守り、セラミドやコラーゲン、レチノール、ペプチドなどのエイジング効果が高い成分を取り入れ、丁寧にスキンケアを行なうべきだと話している。

 2つめは、顔の表情を動かしたときにシワが目立つかどうか。米シアトルにあるエステサロンSkinSpiritのリードエステティシャンのカレン・フェルナンデスは「乾燥によるシワは一時的なものなので、額、目元や口の周り、頬の広い部分などの“肌の表面”に現れることが多い。そして、たいていの場合は表情を動かさなければ目立たない」とコメント。

画像2: 「加齢」と「乾燥」によるシワの違い

 一方で、加齢によるシワは、表情を動かさなくても目尻や頬に深く、くっきりとしたシワが目立つのが特徴。これらのシワを改善するには、スキンケアとマッサージの両方が大切。フェイシャルマッサージや美顔器などを取り入れるのもひとつの手だとカレンは勧めている。

 シワと一言に言っても、その原因はさまざま。自分のシワを正しく理解し、それぞれの特徴に合わせて保湿ケアやエイジングケアを行なうことで変わるもの。プロの意見を参考にシワの目立たない若々しい肌を目指してみて。(フロントロウ編集部)

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