アメリカのディズニーランドが、キャストの服装や髪型に関するルールを「ジェンダーインクルーシブ」な内容に変更することを発表。(フロントロウ編集部)

ディズニーランドがキャストの服装等に関する規定を改定

 ウォルト・ディズニー・カンパニーが運営するリゾート事業の企画、開発、マネジメント、レジャー事業を行うディズニー・パークスは、キャストが自分の文化や個性を職場でより良く表現できるようにするために、服装や髪型に関するルールを見直す意向を明らかにした。

 キャストは通称ディズニールックといって、ゲストに好印象を与えるために身だしなみを整えることが求められており、「ヒゲは1センチ以内」、「奇抜なヘアスタイルは禁止」、「ブレスレットは1個まで」など、挙げたらきりがないほどたくさんの細かい取り決めがある。

 今回の改定によって、具体的にどれくらい緩和されるのかは明らかになっていないが、多様性を尊重するために「ジェンダーインクルーシブ(※)」な内容に変わるそうで、服装や髪型はもちろんのこと、ネイルやアクセサリーなどの装飾品、これまでNGだったタトゥーについても“解禁”となるよう。
※性別に関係なくという意味。

 テーマパーク部門の責任者であるジョシュ・ダマロ氏は、「ディズニーパークスのキャストはみんな、65年以上にわたってゲストへのサービスの指針となってきた 4つのカギ、『安全性(Safety)、礼儀(Courtesy)、表現(Show)、効率性(Efficiency)』という、私たちの長年の伝統をよく知っています」と述べると同時に、「インクルージョン(包括)」が5つ目のカギとなることをディズニーの公式ブログDisney Parks Brogで発表。

画像: ディズニーランドがキャストの服装等に関する規定を改定

 先の4つのカギとともにインクルージョンは「重要な決定を下す際の指針となる」として、今後は「よりインクルーシブになるようにアトラクションを再構築し、キャストやファンの多様で刺激的なストーリーを祝福します。また、Disney Dreamers Academy(ディズニー・ドリーマーズ・アカデミー)などのプログラムを通じてコミュニティをサポートして向上させる方法を検討し、サプライチェーンにより多様な企業を参加させています」とブログを通じて語っている。(フロントロウ編集部)

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