デミ・ロヴァートがフローズンヨーグルトのチェーンであるザ・ビッグ・チルにクレームを入れ、批判が寄せられる事態に。デミが謝罪の動画を投稿した。(フロントロウ編集部)

デミ・ロヴァートがヨーグルトショップを批判

 4月2日にカムバックアルバム『ダンシング・ウィズ・ザ・デヴィル…ザ・アート・オブ・スターティング・オーバー』をリリースしたシンガーのデミ・ロヴァートが、ロサンゼルスを拠点にするフローズンヨーグルトのチェーンであるザ・ビッグ・チル(The Bigg Chill)とひと騒動に。

画像: デミ・ロヴァートがヨーグルトショップを批判

 きっかけとなったのは、デミが訪れたザ・ビッグ・チルの店内に陳列されていた、無糖のクッキーなどのダイエット食品で、デミはこれらの商品の写真をインスタグラムストーリーに投稿して、「ザ・ビッグ・チルでは、カウンターでフローズンヨーグルトを注文するまでに、大量の無糖のクッキーやダイエット食品が嫌でも目に入ってきた」と報告。「#ダイエット文化に取り憑かれてる」というハッシュタグを添えた上で、「もっとマシなことしなよ」と指摘した。

 デミによるこの投稿は、ザ・ビッグ・チルの担当者の目にも留まることとなり、ダイレクトメッセージ上でのやり取りに発展。米TMZによれば、お店の担当者はデミに宛て、「私たちはこれまで、36年にわたってあらゆるお客様のニーズに向き合ってきました。不快に思われたのだとしたら、申し訳ございません」と謝罪の文章を送ったという。

デミ・ロヴァートに批判の声も

 デミがなぜ、1億人以上いるフォロワーに向けてこのようなことを呼びかけたかというと、デミは過去に摂食障害に悩まされた経験があるから。10代の頃に摂食障害に悩まされていたことを公にしているデミは、2011年に米ABCニュースに出演した際、ディズニー・チャンネル・スターとして『キャンプ・ロック』に出演していた頃、同級生から体重のことでいじめられ、それが原因で過食症になったとも語っていた。

 また、デミは先日、米NBCで、摂食障害を抱える人々を主人公にした、自身も出演する新作コメディシリーズ『Hungry』を制作することが発表されている。

画像: デミ・ロヴァートに批判の声も

 ザ・ビッグ・チルは、デミに充てたダイレクトメッセージのなかで、「私たちは糖尿病の方や、(小麦粉などに含まれるグルテンに対して以上な免疫反応を起こす)セリアック病の方、ヴィーガンの方、それからもちろん、甘さたっぷりの商品もご用意しています」と、あらゆる食事法の人たちに応じた商品を用意していると綴ったのだけれど、彼らがあらゆる商品を扱っていることを知らずにクレームを入れてしまったデミには、批判の声も寄せられることとなった。

デミがクレームを謝罪

 その後、グルテンフリーの商品が並べられたカゴの写真をインスタグラムストーリーにアップして、「これはダイエットカルチャーを呼びかけるもので、それ以外の主張をするメディアや他の人たちに騙されるつもりはない。何を食べたって、罪悪感を感じる必要なんて無いんだから。私はこの話をしていたんだよ」と綴り、自身の主張を改めて正当化したデミだったけれど、その後、一転して謝罪の動画を投稿した。

画像: @ddlovato/Instagram

@ddlovato/Instagram

 デミは動画のなかで、「私は自分が信じていることに対して積極的に声をあげています。感情的になり過ぎると、時々、私のメッセージが本来の意味から外れてしまうことがあることは理解しています」とした上で、ザ・ビッグ・チルが様々な商品を扱っていることは「明確ではなかったので、早まった結論に到達してしまい、よくないやり方を取ってしまいました」と釈明。「メッセージを誤って伝えてしまってごめんなさい。ガッカリさせてしまった人たちがいたら、申し訳ありません」と謝罪した。

 続けて、デミは「たくさんのフォロワーを持つ1人として、小さな企業を追い込もうとしたわけではありません」と、ザ・ビッグ・チルを陥れようとするような悪意はなかったとした上で、「一部でメッセージが誤って解釈されていたり、全体的に誤解されたりしていたのは残念でした。お店の方々が望めば、私はこのメッセージを明確にするために、フローズンヨーグルトのショップと共に出来る限りのことをさせていただくつもりです」と、今回の騒動の責任をとり、ザ・ビッグ・チルを出来る限りサポートしていきたいと語った。

 デミが投稿した謝罪動画はこちら。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.