ディズニーによる実写版『クルエラ』の衣装について、デザイナーのジェニー・ビーヴァンが語った。(フロントロウ編集部)

ファッションも物語の一部である『クルエラ』

 5月27日より劇場公開予定のディズニー映画『クルエラ』は、『101匹わんちゃん』に登場した有名ヴィランであるクルエラの若かりし頃を描く実写作品。エマ・ストーンが、夢を胸にロンドンに足を踏み入れた若きエステラを演じ、エマ・トンプソンやマーク・ストロングといった名優がその脇を固める。

 エステラはファッションデザイナーを目指す若者であり、その後の姿は、あの毛皮好きなクルエラ。そしてエステラに影響を及ぼすバロネスはカリスマファッションデザイナーと聞けば、本作の衣装が見どころの1つであることは明らか。

 舞台はパンクロックブーム真っ盛りの70年代ロンドンで、すでに公開されている予告編の中には、真っ白なローブを羽織ったエステラが服に火をつけると、その下から魔法のような真っ赤なドレスが現れるという美しいシーンも見ることができる。

 約1分半という短い予告映像からですら、その魅力が伝わってくる本作の衣装だけれど、そのデザインは計算とセンスが求められた。クレイグ・ガレスピー監督は、米EWのインタビューでこう話す。

 「私たちはファッションの世界に足を踏み入れた。それによって作品はさらに複雑なものになったよ。なぜなら、すべてのキャラクターはそれぞれのファッションスタイルを持つからね」

『クルエラ』の衣装、そのデザイン

 クルエラだけをファッショナブルにすれば良いわけではなく、すべての様々なキャラクターたちをその服装で表現し、差異化することが衣装というもの。本作の衣装を手掛けた1950年生まれのジェニー・ビーヴァンは、70年代ロンドンを覚えていたことが、デザインをするうえで役に立ったと語る。

 そんなジェニーがエステラの衣装のためにまず行なったのは、イギリスのロンドン、アメリカのニューヨーク、そしてロサンゼルスにあるすべてのヴィンテージショップを回ること!

 その移動距離は途方もなく、さらに、この旅で大量に買った古着は、結局のところ劇中ではほとんど使用しなかったという。しかしこのリサーチによって、エステラのスタイルへのインスピレーションを得ることができたそう。

 また、カラーパレットはいつだって重要。エマ・トンプソンが演じるバロネスは悪者だけれど、「すごく、すごく良いデザイナーであることを忘れてはいけない」と言うジェニーは、バロネスにはブラウン、グリーン、そしてゴールドの色味を多く採用。もちろんエステラは、赤。

画像: 『クルエラ』の衣装、そのデザイン

 また、一部の衣装には、1996年と2000年に公開された実写映画『101』と『102』でクルエラを演じたグレン・クローズのドレスへの敬意を含めつつ、本作に合わせたデザインもあるそう。

 計算された衣装の数々が画面を飾る『クルエラ』はぜひ大画面で見たいもの。ディズニー実写版『クルエラ』は5月27日より劇場公開。そして5月28日よりディズニープラスのプレミア アクセスで配信。(フロントロウ編集部)

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