2018年公開のマーベル映画『デッドプール2』でシャッタースターを演じた俳優のルイス・タンが、別のマーベル映画の主役オーディションに落ちていたことを告白した。(フロントロウ編集部)

ルイス・タンがMCU映画の主役オーディションに落選していた

 2018年にライアン・レイノルズの主演で公開された映画『デッドプール2』で、X-フォースのメンバーの1人であるシャッタースターを演じた俳優のルイス・タン。今週4月23日には、主演を務める映画『モータル・コンバット』の全米公開が控えているルイスが、『モータル・コンバット』の出演が決まる直前に、あるMCU映画の主役オーディションに落ちていたことを明かした。

画像: ルイス・タンがMCU映画の主役オーディションに落選していた

 米ETとのインタビューに応じたルイスは、『モータル・コンバット』の主役に抜擢された当時について、「ちょうど大きな仕事を失ったばかりでね。それも、途轍もないレベルの仕事だったんだ。日本に向かう機内でその報せを受けて、憔悴していたんだ」と告白。

 ルイスが失ったという「途轍もないレベルの仕事」とは、2021年9月3日に劇場公開が予定されているMCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』での主役。中国とイギリスのミックスであるルイスは、MCU映画史上初となるアジア系ヒーローとなるシャン・チー役のオーディションに臨んだものの、惜しくも落ちてしまったそう。

 シャン・チー役に落ちてしまったルイスは、その後、リフレッシュをかねてレーサーに挑戦してみようと思い立ったそうで、全米最大のモータースポーツ団体であるNASCARでレースに臨もうとしていたところ、『モータル・コンバット』の主役に抜擢されたことを報せる電話を受けたという。「その日は車を運転しようとしていたんだけど、結局は止めておいたんだ。『おっと! せっかくの機会を得たんだから、無事でいないと!』って思ったんだよ」と米ETに語り、無事に『モータル・コンバット』に出演できるよう、レースをせずに帰ることにしたと振り返った。

 一方、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』の主役には、ルイスの友人でもある、中国出身のカナダ人俳優であるシム・リウが抜擢。ルイスはシムの出演が発表された当時、「おめでとう、シム。君がその役でもたらしてくれるものや、僕らよりも大きな存在となり、壁を壊し続けていくなかで、若きアジア系の子どもたちがスクリーン上にヒーローとしての自分たちを目撃し、力や希望を感じられるようになるのを心待ちにしているよ」と彼を祝福した。(フロントロウ編集部)

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