シンガーのジャスティン・ビーバーが、16歳の少女が警官に射殺された事件について「これが当たり前になっていることが悲しい」とコメント。(フロントロウ編集部)

ジャスティン・ビーバーがマカイア・ブライアントの死に反応

 黒人男性のジョージ・フロイドを殺害した元警官のデレク・ショービン被告に有罪評決が下されたのと同日、米オハイオ州コロンバスで“住宅街で数名が言い争っている”という通報を受けて駆けつけた警官によって、16歳の少女マカイア・ブライアントが射殺される事件が起きた。

 警官が発砲する直前、少女が刃物のようなものを手に持って周囲の人に襲いかかろうとしていたことが、警察が公開したボディカメラの映像などから明らかになっているが、少女の叔母を名乗る女性は現地ニュース番組の取材で「姪はただ身を守ろうとしていただけ」だと説明。対して、発砲した警官はその場にいた別の少女の身を守るためにも“やむを得なかった”と主張しているが、警察は「きちんと調査をしたうえで、現場にいたすべての警官の処遇を決める」としている。

 そんななか、昨年、黒人に対する暴力や差別の撤廃を訴える抗議運動「Black Live Matter/ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命にも価値がある)」が活発化した際にも積極的に声をあげていた、シンガーのジャスティン・ビーバーが自身のインスタグラムで事件への思いを綴った。

 「現実のこととは思えないけど、これが僕たちの生きている世界なんだ。これが当たり前になっているのが悲しい。尋常じゃないし、間違ったやり方だ」

 ちなみに、ジャスティンのほかにも、映画『スパイダーマン:ホームカミング』などの出演作で知られる俳優兼シンガーのゼンデイヤや、歌姫として絶対的な地位を築くビヨンセがそれぞれSNSなどを通じて今回の事件について反応している。

ゼンデイヤ

 「マカイア・ブライアント。この件について私は言葉も出ない」


ビヨンセ

 「私たちはマカイア・ブライアントという若い命を悼みます」

画像: beyonce.com
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(フロントロウ編集部)

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